業界人コラム 大砲やランチャーが盛り盛りの“昭和の最強艦”「はたかぜ」が39年の役目を終え退役【写真・3枚目】 VLS(垂直発射装置)もなければ、ステルス性も一切考慮されていない昭和の護衛艦「はたかぜ」。それゆえに洗練された現代艦にはない無骨さが魅力的だ(写真/アメリカ海軍) アーム式の艦対空ミサイル発射装置Mk.13の射撃の瞬間。ミサイルを保持するアームが目標方向に旋回する。Mk.13はターター・システム搭載艦で用いられた(写真はスペイン海軍のフリゲート) 艦橋上部、ふたつのパラボラアンテナがAN/SPG-51射撃指揮レーダー。目標に向けてミサイル誘導のためのレーダー波を照射する。その上の黒い四角形はAN/SPS-52C三次元レーダーで、ターター・システムを構成する一部。グルグルと回転しながら目標捜索を行なう(写真/アメリカ海軍) 側面より。「はたかぜ」型以前のDDGがMk.13を艦尾側に置いていたため、「はたかぜ」型は艦首側に配置した。5インチ速射砲は艦首と艦尾の計2門を装備しているが、以降に建造された護衛艦は1門のみとなったため、この点にも昭和感が漂う(写真/アメリカ海軍) ブルワークを設置したことで、剣先のような鋭角のシルエットとなった艦首。さらにMk.13ランチャー、5インチ速射砲、そして箱型のアスロック対潜ロケット発射機が並ぶ重武装ぶり。現代艦は艦対空ミサイルや対潜ロケットが汎用性の高いVLSに収納されたため、シルエットがだいぶスッキリしてしまった(写真/アメリカ海軍) この画像の記事を読む