ガソリンバージョンに直列6気筒ツインターボエンジン搭載の可能性も!?

アルファロメオ ステルヴィオ 次期型プロトタイプ スパイショット

2025年に創立115周年を迎えたアルファロメオだが、新型ステルヴィオは最重要車種のひとつとなるだろう。

カメラで捉えたプロトタイプは、アルファロメオのいつもの迷彩柄で覆われており、特徴的なスクデットグリルの輪郭も窺えて、これが紛れもなくアルファロメオであることがわかる。また、フロントエンドには分割されたLEDヘッドライトが装備されているようで、上部ユニットは小型のジュニアを彷彿とさせている。

側面から見ると、よりスポーティなスタンスを誇示しており、改良されたプロポーションにより、洗練されたクーペのようなSUVのシルエットを実現している。このプロトタイプも3本スポークのアルミホイールを装備しており、ホイールベースは現行のステルヴィオよりも少し長いようだ。

ルーフラインは一体型リヤスポイラーのように見える部分まで優雅に傾斜しており、スポーティな雰囲気を高めている。リヤセクションを見ると、以前のティザーで示されていたように、新型ステルヴィオには三角形の LED テールライトが搭載されることがほぼ確実だろう。

次期型は、ダッジ チャージャー、ジープ ワゴニアS、そして近日発売予定のジープ リコンなどのモデルにすでに採用されている、ステランティスの「STLA ラージ」プラットフォームを採用したヨーロッパ初の車両となる。このプラットフォームは、将来的にはステランティス・ブランドのより多くのモデルの基盤となることが予想される。ステルヴィオに関しては、そのパフォーマンスのルーツを忘れないように、同ブランドの特徴であるスポーティさを維持することを目指しているようだ。

パワートレインにも大きな進化が見られそうで、次期型には完全電動とハイブリッドユニットが提供されることが公式に発表されている。詳細はまだ不明だが、アルファロメオの元CEO、ジャン=フィリップ・インパラト氏は以前、高性能の「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」が、フルエレクトリック化により、最高出力1000psを発揮する可能性があると示唆していた。

また、ガソリンバージョンに新型チャージャーの直列6気筒ツインターボエンジンを採用するという憶測もあるが、まだ確認はとれていない。

アルファロメオ ステルヴィオ 次期型プロトタイプ スパイショット

技術面では、無線アップデートとより高度な運転支援システム (ADAS) を可能にする「STLA Brain」電子アーキテクチャも搭載される。スクープ班では、キャビンをちらりと見たが、前モデルよりもかなり大きなインフォテインメント スクリーンが搭載されているようだ。

ステルヴィオ次期型のワールドプレミアは、2026年内と思われる。また、ステルヴィオに続いて、クロスオーバーファストバックの形をとる新世代の「ジュリア」が登場する。新型ジュリアは、前モデルと同様に、ステルヴィオのシャシー、パワートレイン、テクノロジーを共有するだろう。