ポルシェ 718ケイマンEV  予想CG

ボクスターやケイマンを含むポルシェ718シリーズは、その卓越したハンドリング、軽量構造、そしてスリリングなドライビングダイナミクスで長年にわたり高く評価されてきた。ポルシェ718 EVは、電動パワートレインの利点を取り入れながら、この伝統を維持することを目指しているという。

ポルシェ 718ケイマンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

Nikita Chuicko/KOLESA RUに協力を得た予想CGは、内部情報とスパイショットを元に製作されており、ほぼこのデザインで間違いないと見られる。

フロントエンドには、EVサルーンのタイカンからインスピレーションを得たLEDヘッドライトを装備、ボンネットフードの開口部は現行型の内燃機関版よりも前方へ伸び、凹凸のキャラクターラインが入る。バンパーには現行型と同様に3分割された開口部を備えているが、両サイドのインテークには、内部にスリムなLEDデイタイムランニングライトが配置される。

ポルシェ 718ケイマンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

側面では、サイドエアインテークに注目。現行が丸みを帯びているのに対し、EVでは、角を持ち外に張り出している。また特徴的だったリヤフェンダーも抑え目に処理されており、リヤセクションも大刷新される。大型だったLEDテールライトは、911のようにスリムデザインに新設計されている。しかし、ストリップライトで接続はされず、間には“PORSHCE”のロゴが配置される。そしてもちろんエキゾーストパイプは存在しない。

キャビン内では、高級感、スポーティさ、最先端のテクノロジーが融合されており、高品質の素材、人間工学に基づいたデザイン、ドライバー重視のレイアウトが特徴となりそうだ。大型インフォテインメントディスプレイを備えたデジタルコックピットでは、さまざまな接続機能、ナビゲーション、パフォーマンス・データにアクセスできるはずだ。

ポルシェ 718ケイマンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

パワートレインやスペックに関して、具体的な詳細はまだ明らかにされていないが、全輪駆動と瞬時のトルク伝達を実現するデュアルモーター構成が予想される。この構成により、ボクスターEVとケイマンEVは0-100 km/h(0~60 mph)を3秒以内で加速できるようになり、市場で最も速いスポーツカーのいくつかに匹敵するだろう。

BEV時代のポルシェの急先鋒となるであろう、718ケイマンEVの登場は、2026年と予想される。