ミニバンやSUVの問題を克服!後席でも実感できる快適性をゲット!!

レグノGR-XⅢの高い静粛性や快適性を継承しつつ、ミニバン・SUV向けに専用チューンを施したTYPE RV。車重に耐える設計と最適化されたゴム配置によりふらつきを抑制。さらに摩耗寿命を19%向上させ、長持ちするタイヤに仕上げられている。

歴代レグノに継承されてきたグレートバランスをさらに進化。その上で静粛性と走行性能、サステナブル性能を高次元で達成したブリヂストン『レグノGR-XⅢ TYPE RV(価格:2万6510円〜9万9660円/税込)』。

前席のみならず、後席における快適性や静粛性の向上も果たしており、より上質なドライブを実現する。つまり家族も納得のプレミアムに仕上げられているというわけだ。

接地面のゴムの厚さや性質を最適化することでふらつきやすさを抑制。またケースラインの最適化により、穏やかながら心地よいハンドリングと揺れが少ない快適な走行性能を実現している(手前がレグノGR-XⅢ TYPE RV)。

ミニバンやSUVのふらつきを抑制

今回はそんな『レグノGR-XⅢ TYPE RV』に試乗する機会に恵まれた。まずパイロンコースでは、従来のGRVⅡと比較してスラロームやレーンチェンジがスムーズになっていることを実感。コンフォート性能を重視しながらも、応答性の高いハンドリングに舌を巻いた。単に静かで快適なだけでなく、しなやかさと走行性能が両立されている。

40km/hでのスラローム走行。従来品は走行ラインが膨らすぎてハンドルを切る量が多くなってしまったのに対し、GR-XⅢ TYPE RVは思ったラインで抜けられる。応答性がよく、ふらつきが少ないのだ。

風切り音のほうが気になるほど静か

後席での試乗でも優れた快適性を確認できた。身体の揺れが抑えられ、突起物を超えた際の収まりも優秀なのだ。実際に公道試乗でも、路面からの衝撃が和らげられており、まるでワンランク上の車格に引き上げたような乗り味であると実感できた。

大きな突起を10km/hを乗り越える。GR-XⅢ TYPE RVはショルダーがしなやかにたわみ、しっかりと衝撃を吸収している。バタツキ感が皆無なのには驚いた。

タイヤからのノイズも抑えられており、風切り音のほうが気になるほど。これなら静粛性に優れたEVやハイブリッドに履いても満足できることだろう。

車格が上がったような上質さが味わえる

プレミアムタイヤのあるべき姿を真摯に追い求めたその走りはまさに上質。滑らかなフィーリングに生まれ変わる。ミニバンや小型SUV特有の不快な揺れやノイズを解消し、ワンランク上の世界へと誘ってくれるのだ。最新レグノの実力、恐るべし。

印象的だったのがタイヤの潰れかた。ショルダーが途中で腰砕けたり、そもそも硬すぎたり、柔らかすぎたり…といったことがない。だから運転していても気持ちがいいし、後席に座っていても違和感を感じることがない。