PHOTO:トヨタ博物館
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昭和42年(1967年)に登場したマツダ・コスモスポーツは、日本のスポーツカー史において、ひときわ輝く存在です。コスモスポーツは、日本初のロータリーエンジンを搭載した市販車としても知られ、マツダの革新的な技術を象徴する一台となりました。この車は、単にスポーツカーとしての魅力を持つだけでなく、モータースポーツでの成功を予感させる実力を備えていたのです。

ロータリーエンジン

コスモスポーツの最大の特徴は、言うまでもなくそのエンジン技術でした。マツダはロータリーエンジンを採用することで、非常にコンパクトながら高出力を獲得し、これによりスムーズで力強い走行性能を実現したのです。このロータリーエンジンの開発は、それだけで1冊の本になるほどの苦難であり偉業でした。

また、コスモスポーツはデザインも未来的で、印象的な流線型のボディには、当時の日本車には見られない斬新さがありました。コスモスポーツはモータースポーツの世界でもロータリーエンジンを活かした優れたパフォーマンスを発揮し、その後のマツダのスポーツカーラインアップに大きな影響を与えたのです。

【昭和100年】日本のスポーツカー誕生の象徴、世界を魅了した美しきGTカー:トヨタ 2000GT(昭和42年/1967年)【第4回】

2025年は昭和100年にあたります。そこで日本の自動車史を彩った昭和の名車を振り返ってみましょう。第4回目はアートと性能の融合、日本が世界に放ったスーパーカー、トヨタ 2000GTです。 PHOTO:TOYOTA