次世代プラットフォーム「AMG.EA」アーキテクチャを採用、最大1,000馬力に

この新型モデルは、AMG史上初の完全電動スポーツカーとして2025年に登場予定とされている。実質的にAMG「GT4ドア」の後継モデルとなり、大型でスタイリッシュなデザインが期待され、多様な電気ポートフォリオの提供に向けた第一弾モデルだ。

メルセデスAMGは現時点では多くを語っていないが、「6月に何か大きな発表がある」と発表、このメッセージには、突き出たノーズと目立つヘッドライトを備えたスタイリッシュなスポーツカーを描いたダークなティーザー画像が添えられている。
それらに加え、流麗なフロントガラスがダイナミックなルーフラインへと続き、車体後端までほぼ連続していることが見てとれるほか、力強いリアハッチと広々としたキャビンも確認できる。
このモデルは今年後半に生産開始が予定されており、量産型には、次世代プラットフォーム「AMG.EA」アーキテクチャを採用、同社はこれを「数々の新しいイノベーションの先駆けとなる技術的な先駆者」と表現している。
最高効率に重点を置いたEQXXとは異なり、このAMGモデルは加速とハンドリングを優先するはずだ。具体的な性能数値は公表されていないが、メルセデスは既にVision One-Elevenコンセプトで、非常にパワフルなアキシャルフラックスモーターを予告している。各モーターは最高出力480ps、最大トルク790Nmを発揮し、各車軸にモーターを搭載すれば最大1,000ps程度まで出力可能だとういう。
注目のワールドプレミアは、6月のル・マン24時間レースや、8月のモントレー・カー・ウィークなどが有力視されるが、6月1日にメディアに公開されると予想されている。
