
現行型となる初代ステルヴィオは、2016年にニュル最速の量産4ドアセダンの称号を得たジュリアのアーキテクチャを継承し、2017年に発売された。2022年には大幅改良を受けているが、いよいよ第2世代へ移行する。
次世代ステルヴィオは、電気自動車とハイブリッド車のオプションが用意され、今年後半にデビューする予定となっている。ただし、パフォーマンス上の優位性を保持するために、現行モデルに設定されているツインターボV6を維持する可能性もありそうだ。
Nikita Chuicko/KOLESA RUから提供された予想CGは、先日流出した特許画像と最新情報、スクープ班が捉えたスパイショットをベースに制作されており、95%以上このデザインで発売されるはずだ。

次世代型では、先代モデルから目立った進化を遂げるが、スクデット(盾型)グリルと更新されたグラフィックスにより、紛れもなくアルファロメオであることが明確にされている。フロントエンドには、スリムなLEDデイタイムランニングライトと、メインヘッドライトが備わった分割照明ユニットが三角形のバンパー吸気口内に接続されている。改良された下部グリルには、小型のアルファロメオ ジュニア同様、中央にナンバープレートを配置するのに十分なスペースが確保されている。

側面とリヤセクションを見ると、ステルヴィオはより洗練された印象を受ける。滑らかなルーフライン、ツートンカラーの塗装、大型のアルミホイール、フラッシュドアハンドルにより、デザインは完全なファストバックではなく、クーペSUVの領域に近づいている。リヤエンドで目立つ特徴は、“Alfa Rome”のロゴを囲むスリムな全幅LEDテールライトだろう。

量産型では、ジープ ワゴニア Sやリコン、ダッジ チャージャーなどと採用される“STLA ラージ プラットフォーム”が共有され、完全電動およびハイブリッドの電動化パワートレインとの互換性を実現する。この変更は、現行モデルが“ジョルジオ プラットフォーム”を採用する最後のブランドになることを意味する。
パワートレインに関しての当初の報道では、高性能なステルヴィオ・クアドリフォリオは完全に電気自動車になると示唆されていたが、最新の情報では、2.9L V6ツインターボエンジン版も継続されるという。また、旧モデルの優れたシャシーチューニングの一部も継承することになりそうだという。







