どのメルセデスにも似ていないリヤビューも驚きの姿!
メルセデスベンツの高性能ブランド「AMG」は現在、ブランド最強となるパフォーマンス・クロスオーバーSUVを開発中だが、その最終デザインをプレビューしょう。

まだ名も無いこのSUVは、通常のメルセデス・ベンツモデルとは統合されない、独自開発だ。これまでメルセデスAMG純正モデルでは、「SLロードスター」をはじめ、「AMG GTクーペ」、「AMG GT5ドア」などがあるが、それに加わることになる。

Nikita Chuicko/KOLESA RUに協力を得た予想CGは、これまで捉えたプロトタイプと最新情報を基に製作されたもの。実車は、これにかなり近いデザインとなるはずだ。
全体的なデザインは、滑らかな形状で鋭い刻印のない、同社のすべての新モデルに共通するスタイル。特に側面から見ると、同ブランドの他の多くのクロスオーバーと似ており、格納式ドアハンドルやフレームレスウインドウなどが特徴となっている。
他のモデルと比較すると、新型は車体が低く幅が広いのが目立つが、最も興味深いのはクルマの前部と後部のデザインだろう。
フロントエンドは、ロゴに似せてデザインされたLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトが、LEDライトバーで接続されている。そしてその下には、AMGの象徴「パナメリカーナグリル」をEV用にアレンジした巨大スラットを配置、圧倒的な威圧感を放っている。
リヤセクションは、傾斜したリヤウインドウが目を惹く。また、これまでのメルセデスでは見られない、LEDバーと一体感のある湾曲テールライトが配置される。
技術的部分も同様に興味深い。将来のAMG GTと同様に完全電動の「AMG.EA」プラットフォーム上に構築され、軸方向磁束を持つ強力かつ軽量な電気モーターが搭載される予定だ。基本的な双発バージョンの最大複合出力は約1000PS、最大トルク1600Nmが予想されている。これも凄いが、フロントアクスルにモーターひとつ、リヤにモーターふたつを搭載したさらに強力な3モーターバージョンも用意されており、こちらは、脅威の1400PS超えが噂されている。
このAMGスーパーSUVのワールドプレミアは、2026年内と予想されている。日本市場導入の可能性も高く、その場合の価格は現在同ブランドの頂点に君臨するマイバッハSUVの2700万円〜を超え、3000万円を軽くオーバーするだろう。




