クロカン四駆の代表モデル、日産「テラノ」の車名が復活する!? 日産初のPHEVクロスオーバーSUV登場に期待
Dピラーは、あまり角度がなく、垂直に近いデザインを採用。ディフューザーを備えるバンパーを装備するなど、完全なSUVに進化。
ピックアップトラック「フロンティアプロ」をベースにSUV化か!?
日産は、「上海モーターショー2025」にて、ピックアップトラック「フロンティアプロ」を初公開したが、そのクロスオーバーSUVバージョンが登場すると噂されている。
鄭州日産「フロンティアプロ」のパワートレインは、1.5L直列4気筒ターボと、電気モーターを組み合わせた、同社初のピックアップトラック・プラグイン・ハイブリッドモデルだ。システム合計408ps以上、最大トルク800Nmを発揮し、EVのみでの航続可能距離は、135kmを目標として中国で発売が予定されている。
この新型ピックアップトラックは、かつて日産が販売していたクロスオーバーSUV「テラノ」にインスピレーションを得ており、SUVバージョンの導入が現実味を帯びている。
テラノは、1986年に発売されたスポーツ・ユーティリティ・ビークルだ。日本では2代目を最後に2002年に惜しまれつつも生産終了、記憶に残る名車として今でもその名は刻まれている。
オリジナル（初代と2代目）のテラノは、ノーズ上部に配されたスリムな3つの給気口が特徴となっていた。フロンティアプロはそのデザインをオマージュし、フロンエンドにコンパクトなLEDを全幅に配列、L字型を生成。グリルの位置などからもテラノオリジナルを彷彿させる。
Teottle氏から提供された予想CGは、フロンティアプロとフロントエンドを共有するが、Cピラー以降にリアクォーターウィンドウを追加し、ルーフが延長されている。リアセクションでは、当然リアウインドウとテールゲートが装備される。Dピラーはあまり角度がなく、垂直に近いデザインを採用、ディフューザーを備えるバンパーを装備するなど、完全なSUVに進化している。
パワートレインは、フロンティアプロと共有するプラグイン・ハイブリッドシステムを採用するが、パワーは若干向上するはずだ。
もしSUVバージョンが導入されるなら、2026年と予想され、車名には2022年を最後に採用されていない「テラノ」を期待したいところだろう。
