ご存知のように、5シリーズは、ノイエ・クラッセにヒントを得たフロントエンドをはじめ、ミいくつかの大きな変更を予定している。プロトタイプカモフラージュはこれまでで最も削がれているが、ノーズには偽装が残っている。

BMW 5シリーズ 改良新型 プロトタイプ スパイショット

はるかに幅広く短いグリル、ノイエ・クラッセデザインがわかり、リベット留めされたパネルは、下部の吸気口とフェンダーを隠しており、大きなデザイン変更を示唆していると言っていいだろ。

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リヤセクションを見ると、BMWというよりはアコードに似ているが、大きな変化が起こっていることがわかる。もしリヤエンドが軽く修正されただけなら、BMWはこれほどうまく隠すことはなかっただろう。新しいバンパーとともに、完全新設計されたLEDテールライトも装備することは当然で、トランクリッドも、新しいテールランプ用のスペースを追加するだけでなく、デザイン修正がなされていると思われる。

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初めて見えたキャビン内だが、オペレーティングシステムXの搭載が期待される。今年初めにPanoramic iDriveシステムとともに発表された同社の最新ソフトウェアは、より高度なパーソナライゼーションを提供し、より高度な拡張現実システムを搭載、音声認識機能も向上する。また、フロントガラスの下に設置されたカスタマイズ可能なピラー・ツー・ピラー・ディスプレイが搭載される予定となっている。

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プロトタイプの左フェンダーには充電ポートはなく、高電圧注意にイエローステッカーも貼られていないため、ガソリンエンジン搭載モデルと思われる。

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ボンネットの下には、おなじみのエンジンとアップグレードされたエンジンが混在することが予想される。2.0L直列4気筒ツインターボエンジンは、最高出力259ps(190kW)・最大トルク400Nmを発揮し、3.0L直列6気筒ツインターボエンジンでは、最高出力398ps(293kW)・最大トルク580Nmを発揮するようにアップグレードされる可能性があり、18ps(13kW)と41Nmの増加となる。

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5シリーズ改良新型のワールドプレミアは、2026年中頃から下旬にかけて行われると思われ、プラグインハイブリッドやEVのアップグレード版が登場することも濃厚と言えそうだ。