電動ユニットを一新 安心の航続距離を実現

軽商用EVとして12年もの歴史を誇るミニキャブ・ミーブが「ミニキャブEV」に生まれ変わった。
エクステリア

基本的なプラットフォームやボディパネルはキャリーオーバーのため「フロントマスクを手直しして、名前を変えただけじゃないの」と思うかもしれないが、さにあらず。その中身はまごうことなき新型車だ。
インストルメントパネル

EVの心臓と言える電動系ユニットの、バッテリー・駆動モーター・インバーターといった主要パーツがすべて一新されている。バッテリー総電力量は従来の16kWhから20kWhに増え、一体構造となったインバーターとモーターの効果もあって、WLTCモードの一充電航続距離は133㎞から180㎞へ伸びている。
居住性


その成果はリアルワールドでも感じられる。実用的な航続距離はカタログ値どおりにいかないものだが、ミニキャブEVでは満充電から8割程度まで消費した状態でも航続可能距離は100㎞台をキープしていた。従来のミニキャブ・ミーブでは考えられない余裕がある。走りの面においては電費を稼ぎやすくなった。ECOレンジを選べば、加速がマイルドとなり、自然と電力消費を抑えられる。Bレンジでは回生ブレーキを強めることができ、エネルギー効率の改善だけでなく、キビキビ感のある走りも楽しめる。
うれしい装備


新規デビュー 23年12月21日
月間販売台数 453台
一充電走行距離 180km

ラゲッジルーム


先進安全機能はミリ波レーダーと単眼カメラを使うシステムにアップデートしたことや、サスペンションの見直しによる乗り心地の改善など、日々の快適性や安心感を高めたのも見逃せない進化ポイントだ。


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