EX30やXC90などの最新ボルボ車と同様の新しいインターフェイスを採用。ホームボタンで地図などが表示されるメイン画面に簡単にアクセスできるようになった

ボルボXC40 ウルトラB3

新しいXC40には新グレード“ウルトラB3”が追加された。B3パワートレインは、163ps/265Nmを発する2.0L 直列4気筒ガソリンターボエンジン+7速DCTに、8.5kW(12ps)/29Nmのモーターを含むマイルドハイブリッドシステム。これまでエントリーグレードの“プラスB3”だけだったが、このたび上級トリム仕様が加わった形だ。

ウルトラB3に標準装着される18インチアルミホイール

“ウルトラB3”には、本革シートやオレフォス製クリスタルシフトノブ、ハーマン・カードン製プレミアムサウンドシステム、5スポーク18インチアルミホイール(ダイヤモンドカット/ブラック)など、魅力的なアイテムが付加されている。

ボルボXC40 プラスB3
プラスB3に標準装着される18インチアルミホイール
ボルボXC40 ウルトラB4 AWD
ウルトラB4 AWDに標準装着される19インチアルミホイール

XC40には最上級の四輪駆動モデル“ウルトラB4 AWD”も用意されている。こちらには197ps/300Nmの2.0L 直列4気筒ガソリンターボエンジン+7速DCTに、B3と同じマイルドハイブリッドシステムを組み合わせる。

今回の“ウルトラB3”の追加により、選択肢が広がった。ちなみに、WLTCモード燃費は“B3”が14.8km/L、“B4”が14.2km/L。

さらに今回の仕様変更では、EX30やXC90などの最新のボルボ車と同様の新しいインターフェイスを採用したセンターディスプレイグラフィックを採用。快適で操作性に優れた次世代のユーザーエクスペリエンスを提供する。

新しいインターフェイスでは、ホームボタンで地図などが表示されるメイン画面に簡単にアクセスできるようになった。ナビゲーションを画面上部に表示することで、運転時の視線移動を最少にし、より安全な運転をサポートする。

また、ウィジェット機能により、お気に入りのメディアやハンズフリー通話などに簡単に切り替えが可能。コンテクスチュアルバーでは、走行状況などに応じて、例えば低速になると車外カメラのアイコンが表示されたり、よく使用するアプリが表示されるなど、使い勝手が向上している。

クアルコム テクノロジーズ社の次世代のコンピューター基盤“スナップドラゴン コックピットプラットフォーム”の導入もニュース。これによりGoogleを搭載したインフォテインメントシステムは、従来と比べて処理速度は2倍以上、グラフィックの生成速度は10倍に向上。より快適でスムーズな操作を実現している。

安全面では、パイロットアシストにエマージェンシー・ストップ・アシスト機能が追加された。この機能はパイロットアシスト作動中に、ドライバーが両手でステアリングホイールを握るよう求められても反応しない場合に、自動でクルマを安全に停車させる機能だ。

このほかボディカラーには、新たにフォレストレイクなど3色が追加された。

●ボルボ XC40 モデルラインナップ
・プラスB3:559万円(FF)
・ウルトラB3:599万円(FF)
・ウルトラB4 AWD:639万円(4WD)
※価格は消費税込み