(3)ランクルはどんな使い方をされている?

日本国内ではいわゆる乗用車としての使われ方が多いのがランクル。ボディサイズなどの関係もあって、普段の足としての使用よりは、レジャー(ゴルフや旅行など)で使われる機会が多いのが特徴的。海外では国連などの人道支援車両として使われていたり、砂漠などでの移動車両的なイメージが強い。だが基本的には海外でもメインは一般的な乗用車としての使い方がメインのよう。もちろんその機能性を活かして、荒れ地での人や荷物の運送に使われたり、場所によっては広大な牧場の牛追い車だったりという使われ方もあるらしい。どんな場所でも安全に走行できて、幅広い使い方にも対応する。そんなところにもランクルが世界で愛され続けている理由があるようだ。

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(4)日本で販売していない70系が海外で売られているのは?

ランクル70系は、悪路走行に適したヘビーデューティ仕様として1984年に日本国内での販売を開始、2004年まで販売された。その後、2014年に70系誕生30周年を記念して復活したが、約1年ほどで販売を終了している。そんな70系だが、海外ではランクルのラインアップのひとつとして販売が続けられている。特に道路事情の悪いエリアでは、ランクルのコンセプトでもある「人と荷物を乗せて出掛け、安全に戻ってくる」を具現化した70系の人気が高い。卓越した悪路走破性や耐久性に加え、構造がシンプルなので、故障しても修理が簡単なことや、補修部品を手に入れやすいことなども重要なポイント。世界にはクルマの故障が死につながるエリアもあるだけに、命を守るクルマとして70系が選ばれているのだ。日本国内でも人気の高い70系だが、2024年には誕生40周年を迎えるので、またまた復活があるのでは……と噂されている。70系再復活販売の実現を期待したい。

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(6)日本で人気のグレードは?

ランクル300系を約800台納車したという京都トヨタによると、売れ筋グレードはZXが圧倒的。次いでGRスポーツ、AX、VX、GXという順。エンジン別ではガソリン8割、ディーゼル2割。乗車定員は7人乗りが8割、5人乗りが2割。ボディカラーはプレシャスホワイトが7.5割、ブラック2割でやはりホワイト系が圧倒的に人気高となっている。京都トヨタGRガレージ京都伏見の宿女 誠さんによると「やはり皆さんリセールバリューを考えて、グレードやボディカラーなどを選ばれている方が多いようですね」とのこと。リセールを考えるなら、ZXのガソリンで7人乗り、プレシャスホワイトが最強のようだ。

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]