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ミニバイク乗りが集まるライダーズカフェ『Cafeはらっぱ』が
能登半島復興応援ミーティングを開催!
埼玉県八潮市にある「中川やしおフラワーパーク」を会場に開催された第1回カブミーティング春『ハラミ』、は2024年1月に発生した令和6年能登半島地震復興応援を目的に、スーパーカブを中心とした125cc以下のミニバイクオンリーのイベントだ。
主宰は八潮市内で営業するライダーズカフェの『Cafeはらっぱ』。店長の「らっぱ~さん」こと野澤高明さんだ。自身もカブの大ファンということで、60周年記念スーパーカブやCT125ハンターカブ、モトラやモトコンポなどの複数のミニモトを所有している。
そんな野沢さん店をがオープンしたのは2018年のこと。野澤さんは前職の足立区職員の頃から自治体に掛け合って公共の場所を借り、野外ライブやアウトドアイベントを開催していた縁もあって、趣味を通じて友人や仲間たちに恵まれており、『Cafeはらっぱ』が開店すると彼を慕う人たちの憩いの場所となった。
現在では居心地の良さから一度来店した人が次回来店する際には友達を連れ立って現れることも珍しくはなく、人づてに店の評判が伝わって、休日ともなると駐車場から溢れ返るほど多くのバイクが並ぶ。
そんな野澤さんは以前から地元・八潮の町おこしを兼ねてバイクミーティングの企画を温めていたそうだが、今年1月に発生した能登半島地震のニュースをテレビで見て「被災地のために自分でも何かできることがあるはずだ!」との思いから復興応援イベントを兼ねた第1回カブミーティング春『ハラミ』開催を決意。ミーティング開催に向けて動き出す。
この話を聞き、彼に協力を申し出たのがバイク用ウィンドシールドの製造・販売を手がける『旭精器製作所』やバイク用品販売の『オリオンエース』、キッチンカーで手作りのどら焼きを販売する『どら焼きまるまる』で、さらにはカフェの常連客ら仲間たちがボランティアスタッフとして手伝いを買って出たこともあって実現の運びとなった。
この日集まったミニバイクはスーパーカブを中心に386台。来場者は東京や埼玉、千葉、神奈川を中心に関東一円から集まった。
しかし、ミーティング前日に激しい雨が会場に降り注ぎ、一時は開催も危ぶまれるほどだったが、当日の朝には雨は上がり、ゲートオープン時には会場上空を澄み渡った青空が広がっていた。
気温も春らしく暖かく、まさにイベント日和だ。集まった来場者は、自慢の愛車を前にバイク談議に花を咲かせたり、フリマで買い物を楽しんだり、出店やキッチンカーでグルメを楽しんだり、メインステージで開催されるマジックショーやそっくりさんによるものまねショーを観覧したりと、思い思いの休日を楽しんでいた。
野澤さんによると、次回の開催は「秋の全国交通安全運動」が始まった最初の日曜日となる9月22日を予定しているとのこと。場所は変わらず中川やしおフラワーパークとなる。