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オーナー:NORI PCXさん
目一杯のローダウンとデコ系アイテムは目を惹く
PCXの定番カスタムといえばローダウン。乗り心地に配慮してサスペンションストロークを残すのか、ほぼリジット状態まで下げ切るのか、ユーザーごとの使い方によってスタイルはさまざまだ。カッコ良さを追求するなら、低い方が絵になるのは当然。このNORI PCXさんのJK05も目一杯のローダウンを施し、スタイリッシュな存在感に仕上げている。
具体的なローダウン手法は、フロントに浅倉商事のインナースプリングを入れて落としつつ、油面調整でストロークをガチガチに制限。リヤはYSS製の285mmショックに換装し、ライバルと同等のローフォルムを手に入れた。車高を低く見せるには全高を抑えるカスタムもポイントで、ハンドルはセムスピードのセパレートハンドルに交換。シートはノイワットダン24のローダウンシートが視覚的にもフラットな印象を与え、全体的なローフォルムを際立たせている。
PCXカスタマーが壁にブチ当るのは、このローダウンしてから「どうするか?」という部分。NORI PCXさんは自作でいろんなディテールアップにチャレンジし、少しずつ個性を高めている。より足周りを大きく見せるホイールのペイント、ノーズに軽快感を与えるフロントフェンダーのショート加工、カーボン調のシート生地にコーディネートするスクリーンのカッティングシートメイク、アンダーカウルのダクト加工&LEDイルミネーションのインストールなど、細かなオリジナル加工を各部に施しているのだ。ラジエターガードも市販品ではなく、純正加工でシルバーカーボン調のフィンを大きくレイアウト。マフラーやエアクリーナー、オイルキャッチタンクなどのエンジン周辺パーツはウイルズウィン製で統一しつつ、奥に見えるスイングアームや駆動系カバーはしっかりペイントして質感アップを果たしている。
さらにSNS映えを狙ったカスタムというのが、車体各部に装着されるデコ系のアイテム。ダミーで装着するNosタンクはよく見る手法としても、ラジコンカー用のタイヤ&ホイールはかなり新鮮。スライダーとしての強度はないので完全なカザリだが、視覚的なインパクトはかなり面白い。トップブリッジ中央のホイールは「見る人はみんな回しますよ」という注目度だが、意味はまったくないとのこと。四輪用の牽引フックをエンブレムベースに活用するなど、遊び心でプラスされたディテールがカスタムの楽しさをアピールしてくれる。
目一杯ローダウンしつつ、ハイトを抑えたセパレートハンドルやローダウンシートによってロワード感を強調。配色のシンプルさは、悪目立ちしないアダルトな雰囲気だ。
ディテール解説
ライコランド小牧インター店に全国から約50台のPCXが集結!
晴天に恵まれた2024年4月28日、スクーター好きのユーチューバー「yutakaチャンネル」の声がけで東西からPCXが大集合! ライコランド小牧インター店のゴールデンウィークセールイベントに合わせ、新旧多彩なカスタムPCXが集まった。
集合写真/ライコランド小牧インター店にて
ライコランド小牧インター店
イベントが開催された「ライコランド小牧インター店」は、愛知県小牧市の複合型商業施設「パワーズセンター小牧」敷地内に店を構える。国内2店舗目となるBEET JAPAN PROSHOPで、東海・関西地区唯一のNITRON SPECIAL SHOPでもある。
定期的に開催されるセールイベント
定期的に開催されるセールイベントでは、有名ブランドがデモ車などを直接持ち込んで製品PRや取り付けサービスを実施。気になるアイテムについて詳しく聞けるので、カスタマーから好評を博している。