ヤマハの新世代125スポーツ三兄弟の最後を締めくくる「XSR125 ABS」が2023年12月8日にデビュー。XSRと言えばMT-09及びMT-07とほぼ共通のプラットフォームを用いながら昨今のトレンドを反映させた渾身のヘリテイジスポーツシリーズだ。いずれも大型クラスに該当するため気軽に乗れるモデルではなかったのだが、今回の125版の登場によってフルサイズミニのジャンルに一石を投じるに違いない。
そのシーンを後押しするのがワイズギアの純正アクセサリーだろう。写真はシルバー(ホワイトメタリックB)の車体をベースに大小計10点のアクセサリーパーツが装着されて、精悍なネオ・レトロスタイルを完成させている。
いずれも精度が高く、純正アクセサリーだからフィッティングは申し分なし。純正の魅力そのままに違和感なくカスタマイズが楽しめるのが魅力。また“XSR125”や“YAMAHA”ロゴが奢られているのも所有満足度を高めてくれるのだ。これらのパーツについて、モータージャーナリスト・ケニー佐川氏のコメントも一部踏まえながらチェックしていこう。
カフェレーサーの雰囲気を色濃く表すラウンドシルエットのビキニカウル。上部はスクリーンにも見えるが一体成型で頑丈な作りとなっている。別売りのステーで装着しよう。
「空力というよりはドレスアップ効果が得られるアイテムでマシンの雰囲気が一変! ステーも含めてフィッティングもしっかりしているのがさすが純正アクセだ。もし走行風を抑えたいならバイザーキット(以下)もあるのでそちらもオススメ」【ケニー佐川】
ニーグリップを確かなものにするタンクパッドは左右2枚セット。新印刷技術の投入でグリップ力を向上させるとともに、傷を防止する役目も!
「強めのブレーキングやコーナーでの荷重移動で体がずれにくくなるから、サーキットや峠などスポーツランを楽しむならぜひ付けたいところ」【ケニー佐川】
純正のタックロール風に対してこちらはダイヤカットの型押しでアレンジ! タンデム側をプレーンに仕上げてシングルシート風に演出している。カラーはブラックのみ。
「ノーマルと同等のシート高だから気兼ねなく変更できるのが嬉しい。ワイズギア製は純正と比べて幅広かつやや角が立っている感じ。滑らかな質感でお尻がすっぽり収まる。シチュエーションに合わせて純正と入れ替えるのもありだね」【ケニー佐川】
ドレスアップの手始めにチャレンジしたいのがフェンダーレスだ。違和感なく軽快なリヤ周りに仕上げられるぞ。高品質なアルミステーやXSRロゴでアピール度も抜群! LEDライセンスライトやリフレクターも付属する。
ダイヤルを回すだけで手元との距離を調整可。自分の手の大きさに合わせて握りやすいポジションにできるぞ。可倒式(フォールディング)タイプだから万が一、転倒した際にも衝撃を逃がしたり、各部への損傷も軽減できる。
「アルミ削り出しで精度も抜群! 手にフィットさせられるうえ、レバーの操作感も上々だ! 細かな半クラッチや絶妙なブレーキタッチが行えるのでぜひ替えるべし」【ケニー佐川】
ステンレスエキパイ×チタンサイレンサーのスポーティなフルエキゾースト。近接音量83dB(加速騒音73dB)でJMCA認定品だ。純正よりも二回りほど小振りで、ブラックのサイレンサーは真円+テーパーエンドのスポーティなデザイン!
「端切れの良いサウンドや加速時の“抜け感”もさることながら、とくにリヤ周りが軽く感じられ、ソフトなサスペンションやセミブロックタイヤとの相乗効果で軽快な走りが楽しめる」【ケニー佐川】
アルミ削り出しのスタイリッシュなクランクケースカバーは、見た目だけでなく足が当たって傷がついてしまうのを防ぐ効果も! 左右別売り。
こちらのユーティリティパーツも注目!
今回のデモ車には装着されていないが、利便性を高めるアイテムも見逃せない。その一部をご覧あれ。
ツーリングや買い物などで役立つキャリアはトップケースの装着もOK(耐荷重6kg)。グラブバー兼用だからタンデムでも活躍。さらにヘルメットホルダーも付属するので一気に利便性がアップできるぞ。スチール製マットブラック仕上げ。
ヘルメットホルダーのみ必要な場合はこちらを。左側タンデムステップホルダーと共締めで簡単に取り付けできる。
9発のLEDを採用したウインカー(2個セット)。ノーマルもシャープなウインカーだが、こちらはよりスタイリッシュなデザインを採用。精悍なブラックとカスタム感溢れるカーボンルック(写真)の2種をラインナップ。
YZF-R125やMT-125とは異なるサスセッティングやセミブロックタイヤなどで気軽に乗れるXSR125。ネオ・レトロの雰囲気を一層高めながら機能性アップも図れるワイズギアの純正アクセサリーは気になる存在だ。車両と合わせて検討してみてはいかがだろう。