タイヤサイズ変更やスプロケ変更で生じたスピードメーターの誤差を修正する、「スピードメーターコントローラーキット」|スペシャルパーツ武川

モンキー125やCT125ハンターカブ、ABS付きとなったスーパーカブ110、クロスカブ110は、タイヤサイズの変更やスプロケの変更によってスピードメーターの表示に誤差が出てしまう。これを修正してくれるコントローラーキットが発売された。カスタムをしている車両には必須のアイテム。
取り付けは配線の加工を一切必要とせず、カプラーを差し込むだけのカプラーオン設計

一昔前のバイクのスピードメーターは、フロントホイールのアクスルシャフトに取り付けられたスピードメーター用ギアからメーターケーブルを介して、アナログのメーターを駆動する機械式が一般的だったが、現代のバイクのメーターはデジタル式が主流。スピードの計測はメーターギアを使った機械式ではなく、センサーで計測した電気信号を送ることでスピードメーターに表示している。また、車種によってはセンサーで計測した車速はメーターにスピードを表示するだけでなく、ECUに送られることでエンジン出力やトラクションコントロールなどのマネージメントに利用されることもある。

車速センサーはこれまでの機械式と同様にフロントホイールのアクスルシャフトに配置している車種も多いが、中にはエンジンのドリブン側に装着されている車種や両方に装着されている車種もある。モンキー125やグロム125、CT125ハンターカブ、現行スーパーカブ110(JA59)、クロスカブ(JA60)のABS付きの車両は車速センサーが両方に装着され、その速度差によりABSを作動させている。このため、タイヤサイズ(外径)の変更やスプロケの変更により速度を正しく表示させることが出来なくなったり、ABSのエラー表示が出てしまうこともある。このズレを補正するのが、スペシャルパーツ武川から発売された「スピードメーターコントローラーキット2」だ。

コントローラーのUP/DOWNボタンを操作することで、±60%の速度補正を1%ごとに行える
車種別に専用ハーネスを採用しているので、取り付けは簡単。CT125ハンターカブは前期と後期で異なるので注意

車種別の専用ハーネスを採用しているので、取り付けは配線加工の必要がなく、コネクターを取り外して間に挟み込むだけのカプラーオン。本体のプッシュスイッチによって表示速度をノーマル比で-60%から+60%の間で、1%単位で補正することが可能。純正のスピードメーターだけでなく、SP武川製「スーパーマルチDNメーター」と「スーパーマルチTFTメーター」にも対応している。

製品情報

  • スピードメーターコントローラーキット2
  • (CT125ハンターカブ(JA65)、ダックス125、スーパーカブ110、クロスカブ110用)
  • 品番:05-06-0064
  • 適合車種:CT125・ハンターカブ(JA65-1000001~)、ダックス125(JB04-1000001~) スーパーカブC125(JA58-1000001~)、スーパーカブ110(JA59-1000001~)、クロスカブ110(JA60-1000001~)
  • 価格:1万5400円
  • スピードメーターコントローラーキット2(モンキー125、GROM、MSX GROM、CT125ハンターカブ(JA55)用)
  • 品番:05-06-0065
  • 適合車種:モンキー125(JB03-1000001~)、モンキー125(タイモデル/MLHJB03)、GROM(JC92-1000001~)、MSX GROM(MLHJC92)、CT125・ハンターカブ(JA55-1000001~)
  • 価格:1万5400円

2024年2月発売

(株)スペシャルパーツ武川

http://www.takegawa.co.jp/

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橘 祐一