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人里離れた地に“ポツン”と1本の桜(シダレザクラ)が咲く。その優美な姿に見惚れてしまう。
例年だと4月中旬が見頃になるそう。上発知のシダレザクラはあるTV番組で紹介された“絵葉書の旅”のコーナーを観て知りました。ぜひ自分自身で訪れてみたいと思い、トコトコとバイクで行ってきた時(2023年の3月下旬)の写真です。小高い丘の上にポツンとある1本の桜がお出迎え。地元、先祖代々のお墓を守るシンボル的な桜だそう。年によって赤や白の衣装をまとったお地蔵様もポツリと佇んでいます。
畑の中にあるロケーションは、人工物を入れずに撮影ができ、少し離れると背景に残雪の武尊山を望む撮影も可能です。ただ、ここは観光地ではなく、トイレもありません。現地へは畑の畦道を歩いてアクセスします。撮影時に畑に侵入してしまわないよう注意が必要です。
関越自動車道の沼田インターチェンジからは県道266号線を北上し約22分、10kmほどの距離で到着。月夜野インターチェンジからは利根沼田望郷ラインを通り20分足らず、13kmほどで到着します。また沼田方面へ6分ほど、約3km行った所にもう一本、「発知のヒガンザクラ」もあります。こちらの方が開花時期が少し早いそう。タイミングを合わせて両方へ訪れるのが良いでしょう。
前述の通り「1本桜」は観光地化されていませんが、周辺は群馬のりんご産地として知られ、沼田インターチェンジの近くには「原田農園」という大きな観光農園があります。食事や休憩ポイントにピッタリ。時期が合えばりんごやいちご狩りなども楽しめます。
1本の桜に出迎えられる感動は大きい。
群馬県沼田市上発知町 646(JR上越線「後閑」駅から車で約20分/約13km)
角度によって姿を変える1本桜。くれぐれも周囲の畑には入らぬよう、注意しましょう。
別のもう一本、「発知のヒガンザクラ」。
沼田I.C.方向へ6分ほど(約3km)戻った位置にあるもう一本の桜も見どころ。
沼田市公式施設案内
URL:https://www.city.numata.gunma.jp/kanko/sakura/sakura/1003074.html