復活した名車、ホンダ・ホーネット!|モーターサイクルショー2024

3月22日より東京モーターサイクルショーが開幕。ホンダブースでは最新モデルに触れて楽しむことができる市販車両の展示のほか、これから発売が予定されるGB350CやCB1000ホーネットも登場。
GB350をベースにクラシカルな装備を施したGB350Cを紹介する室岡社長

3月22日、第51回・東京モーターサイクショーが東京ビッグサイトで開催となった。期間は24日まで。国内4メーカーも参加し、ホンダブースでは開幕に際してプレスカンファレンスが行われた。ステージに登壇した株式会社ホンダモーターサイクルジャパン代表取締役・室岡克博社長は「ホンダはモビリティメーカーとしてさまざまな価値を、お客様や社会のニーズに応えながら提供し、おかげさまで昨年75周年を迎えることができました。ホンダは創業以来「こんなモノがあったら、あんなことができたら」というお客様視点での夢を原動力にして製品や技術開発にチャレンジしてきました。ホンダのグローバルスローガン「Power of Dream」「How we move you.」、この言葉はホンダが描く夢の力です。これにより生み出されたモビリティが、物だけでなく人の心も動かすことで皆様の夢の実現を後押しするとともに、我々の夢を広げていきたいという想いが込められています。このような思いを込めた今年のホンダブースは、お客様の夢の実現をお手伝すべく、多様なライフスタイルに応じたホンダならではの幅広いラインナップを、様座な展示で、見て、触れて、跨って、そして感じていただく、体験、体感型のブーストいたしました。そして、お客様の心が動く体験をお手伝いするための、ホンダゴーの各サービスの展開を開始してまいります。ブースレイアウトはステージを中心にさまざまなニューモデルをゆったり配置しています。中には跨りながら排気音も体験できるモデルも用意していますのでぜひご体験ください。」と語り、GB350シリーズに新た追加されることとなった「GB350C」と直4エンジンを搭載したネイキッドモデル「CB1000ホーネット」を紹介。また、先進技術の「ホンダEクラッチ」の技術を紹介した。

クラッチワークを自動化したホンダEクラッチを搭載するCBR650R

会場には先ほど紹介した市販前のモデルはもちろん、人気モデルを中心に28台が展示され、触って、跨って体感できるほか、アクセルワークによりエンジン音も体感できる展示も行われていた。

MotoGPタイトル奪還を掲げた新カラーリングのRC213Vをはじめ、国内外で活躍するマシンも展示。

GB350C

シンプルなデザインと鼓動感が魅力のGB350をベースに、フォークカバー、ヘッドライトカバーを装着。シートはセパレートタイプで、水平基調のマフラーを装着する。カラーはプコブルーとガンメタルブラックメタリクの2色。

セパレートシートや水平基調のマフラーにより、1960年代のクラシカルな雰囲気を再現

CB1000ホーネット

2007年に生産が終了したホーネットシリーズが復活。新開発のフレームに直列4気筒エンジンを搭載。フロントはショーワ製倒立サスペンション、リヤにはユニットプロリンクのサスペンションを採用するネイキッドモデルのフラッグシップ。

ステージで発売予定のフラッグシップネイキッドモデルCB1000ホーネット。往年の名車ホーネットの復活

ホンダEクラッチ

マニュアルトランスミッションを進化させた世界初の二輪車用先進技術。変速自体は通常のマニュアルトランスミッション同様にライダーが選択して左足でギアを操作するが、クラッチを握る必要はない。ライダーに任意にレバーを握ればクラッチ操作が優先されるため、クラッチワークも楽しむことができる。

クラッチ操作を不要としたEクラッチを搭載したGB650。
クラッチレバーを握ればクラッチワークも可能となるEクラッチ

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橘 祐一