ヤマハブースはここ数年で人気が急上昇している125ccクラスを中心に、3つのシリーズを展開した展示になっている。プレスカンファレンスでは、ヤマハ発動機株式会社・代表取締役社長の松岡大司氏が「今年のヤマハブースのテーマは125ccから広がるバイクライフです。125ccから始まり、上位クラスにステップアップしていく喜び、高揚感をお伝えしようと、ブース全体をお祭りの会場に見立てました。中心に備えた櫓から放射状に、YZR-R、MT、XSRシリーズと、3つの世界観を解き放ちます」と語る通り、ブースは中央に125ccクラスのYZF125R、MT-125、XSR-125を展示し、その周囲にそれぞれのシリーズを配置することで、125ccからのステップアップを表現していた。
MTシリーズはグローバルに展開する「The Dark side of Japan」の世界観を国内で初めて展示。発売から10周年を迎え、先日発売されたばかりのMT-09も展示された。
XSRシリーズはヤマハ伝統の赤と白をモチーフに、モーターサイクルの魅力を伝える「FASTER SONS」の世界観で、カスタマイズやライディングファッションを含めて親子2代にわたってトータルで楽しめる魅力を表現。昨年の東京モビリティショーでの展示でも話題となった、まもなく発売が予定されているXSR900GPは、新たなカラーリングのモデルが追加され、RZV500、FZ400のカラーリングを再現したモデルが展示されていた。松岡社長は「80年代の熱狂的なバイクシーンを体感された世代の皆さんに特に響くのではないでしょうか? 若い世代のエントリー層を増やすことはもちろん重要ですが、今を生きるライダーの皆さんが、かっこよくスマートにバイクライフを満喫されている姿こそがこれから新たにバイクライフを始めるお客様の憧れとなり、二輪業界の未来を輝かせると大いに期待しています」と語り、ベテランライダーも意識した展示となっていた。