449ccと223cc、イタリアの名門ブランドFBモンディアルから日本上陸予定モデルが初公開|モーターサイクルショー2024

1948年に創業されたイタリアのモーターサイクルブランドFBモンディアル。1979年に一度消滅しているが1999年に復活し、スーパースポーツモデルであるPIEGA1000を発表した。そのPIEGAの名を継ぐミドルクラスモデルが東京モーターサイクルショーで日本初公開となった。

FBモンディアル・PIEGA452

ユニークなデザインが特徴的なミドルクラスモデルピエガ452

 1948年にイタリアで創業した老舗オートバイメーカーFBモンディアル。現在は小型モデルをメインに、オフロード、ダートトラック、ライトウェイトスポーツなど、ユニークなモデルをリリースしている。3月22日から24日まで開催されていた東京モーターサイクルショーでは、日本未発売の2つのモデルが紹介された。

ショートテールのストリートファイタースタイル。リヤ周りは肩持ちスイングアーム。
ショートのメガホンサイレンサーがシート下から突き出している。

ストリートファイター風のスタイルが特徴的な「PIEGA452」は、2002年にホンダ製V型2気筒999ccユニットを搭載したPIEGA1000というスーパースポーツモデルが発売されていたが、そのPIEGAの名を受け継いだモデル。現在125ccモデルも販売されているが、PIEGA452はフレームも異なり、エンジンはパラレルツインのDOHC8バルブ、449.5ccユニットを搭載。ヨーロッパのA4ライセンス(排気量制限はないが出力は35W以下)に対応して、出力は35kW(47.6ps)に抑えられている。車両重量176kgの軽量で、1398mmというショートホイールベースのおかげで軽快なハンドリングが楽しめる。フロントブレーキにはブレンボ製のラジアルポンプマスターシリンダーとキャリパーを採用している。

エンジンは並列2気筒の449.5cc。日本では大型二輪免許が必要になってしまう。
肩持ちスイングアームのリヤホイールにはディスクカバーがセットされている。

FBモンディアル・SPARTAN250

もう一台はすでに日本国内販売もされているネイキッドモデル、SPARTAN125の兄貴分となるSPARTAN250。クラシカルでオーソドックスなスタイルのボディに、空冷4ストローク単気筒2バルブの223ccユニットを搭載する。出力は12kW(16.3ps)と控えめながら、バイク初心者からベテランライダーまで、扱いやすく快適なライディングを楽しむことができる。ブレーキは前後ともにディスクを採用し、メーターはコンパクトな丸型のフルカラー液晶タイプで、さまざまな情報が見やすいのも特徴だ。

クラシカルなスタイルのネイキッドモデル。総重量128kgと軽量。
街乗りからロングツーリングまでこなせる軽二輪モデル。
灯火類は全てLEDを採用。クラシカルなスタイルながら現代的なアップデートも。
小さな丸型のメーターはカラー液晶タイプ。シフトインジケーターも表示。

両モデルともに日本への導入はまだ検討段階というが、東京モーターサイクルショーでの反応も良かったことから、早めの導入が期待されている。

SPEC

PIEGA452

  • 全長×全幅×全高(mm):2010×770×1128
  • 車両総重量:176kg
  • シート高:820mm
  • エンジン形式:水冷4ストローク並列2気筒DOHC8バルブ
  • 総排気量:449.5cc
  • 最高出力:35kW(47.6ps)/9500rpm
  • 最大トルク:39Nm(3.98kgf-m)/7000rpm
  • トランスミッション形式:6段リターン
  • 燃料タンク容量:10L

SPARTAN250

  • 全長×全幅×全高(mm):1970×810×1070
  • 車両総重量:128kg
  • シート高:800mm
  • エンジン形式:水冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
  • 総排気量:223cc
  • 最高出力:12kW(16.3ps)/7500rpm
  • 最大トルク:16Nm(1.63kgf-m)/6500rpm
  • トランスミッション形式:6段リターン
  • 燃料タンク容量:15L

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