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FBモンディアル・PIEGA452
1948年にイタリアで創業した老舗オートバイメーカーFBモンディアル。現在は小型モデルをメインに、オフロード、ダートトラック、ライトウェイトスポーツなど、ユニークなモデルをリリースしている。3月22日から24日まで開催されていた東京モーターサイクルショーでは、日本未発売の2つのモデルが紹介された。
ストリートファイター風のスタイルが特徴的な「PIEGA452」は、2002年にホンダ製V型2気筒999ccユニットを搭載したPIEGA1000というスーパースポーツモデルが発売されていたが、そのPIEGAの名を受け継いだモデル。現在125ccモデルも販売されているが、PIEGA452はフレームも異なり、エンジンはパラレルツインのDOHC8バルブ、449.5ccユニットを搭載。ヨーロッパのA4ライセンス(排気量制限はないが出力は35W以下)に対応して、出力は35kW(47.6ps)に抑えられている。車両重量176kgの軽量で、1398mmというショートホイールベースのおかげで軽快なハンドリングが楽しめる。フロントブレーキにはブレンボ製のラジアルポンプマスターシリンダーとキャリパーを採用している。
FBモンディアル・SPARTAN250
もう一台はすでに日本国内販売もされているネイキッドモデル、SPARTAN125の兄貴分となるSPARTAN250。クラシカルでオーソドックスなスタイルのボディに、空冷4ストローク単気筒2バルブの223ccユニットを搭載する。出力は12kW(16.3ps)と控えめながら、バイク初心者からベテランライダーまで、扱いやすく快適なライディングを楽しむことができる。ブレーキは前後ともにディスクを採用し、メーターはコンパクトな丸型のフルカラー液晶タイプで、さまざまな情報が見やすいのも特徴だ。
両モデルともに日本への導入はまだ検討段階というが、東京モーターサイクルショーでの反応も良かったことから、早めの導入が期待されている。
SPEC
PIEGA452
- 全長×全幅×全高(mm):2010×770×1128
- 車両総重量:176kg
- シート高:820mm
- エンジン形式:水冷4ストローク並列2気筒DOHC8バルブ
- 総排気量:449.5cc
- 最高出力:35kW(47.6ps)/9500rpm
- 最大トルク:39Nm(3.98kgf-m)/7000rpm
- トランスミッション形式:6段リターン
- 燃料タンク容量:10L
SPARTAN250
- 全長×全幅×全高(mm):1970×810×1070
- 車両総重量:128kg
- シート高:800mm
- エンジン形式:水冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
- 総排気量:223cc
- 最高出力:12kW(16.3ps)/7500rpm
- 最大トルク:16Nm(1.63kgf-m)/6500rpm
- トランスミッション形式:6段リターン
- 燃料タンク容量:15L