初代モデルのデビューは2004年。当初は2.3Lエンジンの搭載で登場したロケット3 は、「究極のマッスルロードスター」というコンセプトを掲げ、世界最大の排気量を誇るビッグトルクを発揮。度肝を抜く存在感を披露した。
REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●トライアンフ モーターサイクル ジャパン株式会社/日本自動車輸入組合(JAIA)
ディテール解説
主要諸元
エンジン形式:水冷縦置き直列3気筒
バルブ機構:DOHC 12バルブ
排気量(cc):2458
ボア・ストローク(mm):110.2×85.9
圧縮比:10.8:1
最高出力(kW/rpm):134(182PS) /7,000
最大トルク(Nm/rpm):225 /4,000
吸気システム:ライドバイワイヤ電子式燃料噴射
点火方式:デジタル誘導式
排気システム:ステンレス製3-INTO-1ヘッダーシステム(3本出しサイレンサー)
始動方式:電動スターター
バッテリー:12V 18.9Ah(YTX20CH-BS)
潤滑方式:ドライサンプ
潤滑オイル容量(L):5.2(交換時4.4、フィルター交換時4.6)
駆動方式:シャフト、ベベルボックス
クラッチ:湿式多板、油圧式トルクアシスト
トランスミッション:6速常時噛合式
一次減速比:1,246(71/57)
二次減速比:2,846(37/13)
ギヤ比:
1速・・・2,389(43/18)
2速・・・1,840(46/25)
3速・・・1,414(41/29)
4速・・・1,121(37/33)
5速・・・0,972(35/36)
6速・・・0,838(31/37)
フレーム:フルアルミニウム
スイングアーム:アルミキャスト製片持ち式
ホイール(前/後):アルミキャスト17x3.5インチ/同16x7.5インチ
タイヤ(前/後):150/80 R-17 72V / 240/50 R-16 84V
サスペンション(前):Showa製φ47mmカートリッジ式倒立フォーク(コンプレッション及びリバウンド調整可能
サスペンション(後):Showa製フルアジャスタブルピギーバックリザーバーRSU(油圧式リモートプリロードアジャスター)
トラベル量(前/後mm):120/107
ブレーキ(前):φ320mmダブルディスク、Brembo製M4.32 Stylema 4ピストンラジアルモノブロックキャリパー、コーナリングABS ブレーキ(後):φ300mmシングルディスク、Brembo製M4.32 4ピストンモノブロックキャリパー、コーナリングABS
全幅(mm):920
全高(mm):1125 (除くミラー)
シート高(mm):773
ホイールベース(mm):1677
キャスターアングル(度):27.9
トレール(mm):134.9
車両重量(kg):317
燃料タンク容量(L):18
燃料消費率(km/L):15.2(6.6L/100km)
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