300cc〜400ccに新型バイクが続々!2024年に乗りたい! 普通二輪免許で乗れる国産&輸入車の最新モデル6選

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普通二輪免許で乗れる国産&輸入車の最新300cc〜400ccバイク6モデルを紹介
若い世代のライダーが増えてきたことで、取得者数も増加傾向にある普通二輪免許。ご存じの通り、排気量400cc以下のバイクに乗ることができる免許だが、運転できる最大排気量の400ccモデルをはじめ、300ccや350ccのクラスなども注目を集めており、各メーカーもさまざなモデルをラインアップしている。
しかも、ひと昔前であれば、こうしたクラスは国産車がメイン。ところが、最近は、海外メーカー製にも、普通二輪免許で運転が可能なバイクも登場し、まさに百花繚乱だ。
ここでは、そんな300cc〜400ccバイクのなかでも、2024年の最新モデル6機種をピックアップし、特徴などを紹介したい。

REPORT●平塚直樹
PHOTO●本田技研工業、トライアンフモーターサイクルズジャパン、ピーシーアイ、山田俊輔、富樫秀明

ネオクラやツアラーなど多様なスタイルが登場

2024年最新の300cc-400ccバイクでは、特に、ネオクラシックと呼ばれるスタイルのモデルが多い。これは、往年の名車をオマージュしたスタイルに、最新の装備をミックスしたバイクのことで、世界的に人気が高いジャンルだ。今まで、こうしたスタイルのバイクは、900ccや1000ccなど、比較的排気量が大きく、大型二輪免許が必要なモデルが多かった。だが、ここにきて、初心者などのエントリークラスといえる300cc-400ccクラスにも、ラインアップを拡充。より幅広いユーザーが楽しめるようになっている。

また、従来、ツアラーやクロスオーバー、アドベンチャーなどと呼ばれるツーリング向けモデルは、このクラスにはあまりなかった。そんななか、ホンダは、国産車で唯一といえる400ccのクロスオーバーモデル「400X」をモデルチェンジ。車名を「NX400」に変更し、商品力をアップさせ、より多様なニーズに対応している。

それでは、以下に、最新の注目モデルたちを紹介しよう。

ホンダ・GB350C

348cc・空冷シングルエンジンを搭載し、独特の鼓動感を楽しめることで人気のGB350シリーズに追加予定のGB350C。大きな特徴は、大型のフロントフォークカバーと専用のヘッドライトカバーを装着していること。また、タンク形状やサイドカバー、エンブレム、マフラーなどを、よりクラシカルなデザインとすることで、まるで1950年代の名車的な雰囲気を醸し出している.

*価格や諸元などは2024年4月26日現在で未発表

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東京モーターサイクルショーに展示されたGB350C

トライアンフ・スクランブラー400X

英国トライアンフが放つ、往年のオフロードレーサー風フォルムを持つスクランブラー・スタイルを採用したモデル。エンジンは398.15cc・水冷単気筒を搭載。フロント19インチ、リヤ17インチのホイール、大型43mmのビッグピストン倒立フロントフォークなどにより、オフロードなどでの高い走行安定性も実現している。

【主要諸元】
■全長—mm×全幅901mm(ハンドルを含む)×全高1169mm(ミラーを含まない)■シート高835mm■車体重量179kg■エンジン:398.15cc・水冷単気筒■最高出力29.4kW(40PS)/8000rpm■最大トルク37.5N・m/6500rpm■燃料タンク容量13L■タイヤ:前100/90-19・後140/80-17■価格(税込)78万9000円

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トライアンフ・スクランブラー400X

トライアンフ・スピード400

1200ccの「スピードツイン1200」など、トライアンフの伝統を受け継ぐロードスター・シリーズに属するモデル。スクランブラー400Xと同様、エンジンは398.15cc・水冷単気筒を搭載。フレームは、ボルトオンのリヤサブフレームと鋳造アルミニウム製スイングアームを備えた新型で、シート高は790mmを実現。幅広い体格のライダーが扱いやすい特性なども特徴だ。

【主要諸元】
■全長—mm×全幅814mm(ハンドルを含む)×全高1084mm(ミラーを含まない)■シート高790mm■車体重量170kg■エンジン:398.15cc・水冷単気筒■最高出力29.4kW(40PS)/8000rpm■最大トルク37.5N・m/6500rpm■燃料タンク容量13L■タイヤ:前110/70-R17・後150/60-R17■価格(税込)69万9000円

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トライアンフ・スピード400

ハーレーダビッドソン・350X

ハーレー・ブランド初の400ccモデル。往年のフラットトラッカー風スタイルに、水冷の353ccパラレルツインを搭載。360度クランクを採用したパワートレインは、独特の重低音が魅力。スリムなシートノーズや燃料タンクの形状により、ブレーキングやコーナリング時にバイクをしっかりとグリップできる、快適なライディングポジションも実現する。

【主要諸元】
■全長2110mm×全幅─mm×全高─mm■シート高777mm■車体重量195kg■エンジン:353cc・水冷2気筒■最高出力27kW(36HP)/8500rpm■最大トルク31N・m/7000rpm■燃料タンク容量13.5L■タイヤ:前120/70-ZR17・後160/60-ZR17■価格(税込)69万9800円

ハーレーダビッドソン・350X

ロイヤルエンフィールド・ブリット350

120年以上の歴史を誇るロイヤルエンフィールドが、1932年に登場した伝説的モデルを復刻した新型。ティアドロップ型の燃料タンクや丸型一灯ヘッドライト、美しいフィン形状を持つ349cc・空油冷単気筒エンジンなどにより、クラシカルなスタイルを採用。デジタル・アナログ併用式メーターやUSBポートなど、使い勝手のいい最新装備も魅力だ。

【主要諸元】
■全長2145mm×全幅785mm×全高1125mm■シート高805mm■車体重量195kg■エンジン:349cc・空冷単気筒■最高出力14.9kW(20.2PS)/6100rpm■最大トルク27N・m/4000rpm■燃料タンク容量13L■タイヤ:前100/90-19・後120/80-18■価格(税込)69万4100円〜70万1800円

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ロイヤルエンフィールド・ブリット350

ホンダ・NX400

軽量コンパクトな直列2気筒エンジンを搭載するクロスオーバーモデル「400X」をマイナーチェンジし、モデル名を変更。タフさと軽快さの両方を想起させる外観に刷新したほか、独自のトラクションコントロールシステム「HSTC」も装備。5インチフルカラーTFTメーターやスマホ連携機能「ホンダロードシンク」など、利便性の高い装備も魅力だ。

【主要諸元】
■全長2150mm×全幅830mm×全高1390mm■シート高800mm■車体重量196kg■エンジン:399cc・水冷直列2気筒■最高出力34kW(46PS)/9000rpm■最大トルク38N・m(3.9kgf-m)/7500rpm■燃料タンク容量17L■タイヤ:前110/80-R19・後160/60-R17■価格(税込)89万1000円

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ホンダ・NX400

いかがだったろうか? よりラインアップが充実し、自分の好みや乗り方にマッチしたバイクを選びやすくなった300cc〜400ccのバイクたち。特に、前述の通り、以前は設定がなかった輸入車にも、このクラスに該当するモデルが増えたことは、最近のトピックといえるだろう。

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輸入車にも普通二輪免許で乗ることのできるモデルが増えてきた(写真はトライアンフ・スクランブラー400Xとスピード400)

このクラスは、250ccクラスと違い、車検などはあるが、高速道路を使った長距離ツーリングなどでは、より余裕の走りが楽しめることも魅力。本格的にバイクを楽しみたい若いエントリーユーザーなどには、今後も注目だ。

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著者プロフィール

平塚直樹 近影

平塚直樹

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなど…