【リコール】トライアンフ・スピードトリプルRS/RR、オーバーヒートの恐れ

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、「スピードトリプルRS」と「スピードトリプルRR」のリコールを発表した。エンジンオーバーヒートの危険性が判明した。

トライアンフモーターサイクルズジャパンは発売車種のリコールを2024年5月8日に発表した。

対象となるのは「スピードトリプルRS」と「スピードトリプルRR」の2機種。型式は「2BL-PSJ1200」と「8BL-PSJ1200」。

車体番号と制作期間は、「2BL-PSJ1200」の「スピードトリプルRS」が、車番:SMTS3P01SCNAF0034〜SMTS3P01SCPBD0781、期間:令和3年3月3日〜令和4年5月20日。

「8BL-PSJ1200」の「スピードトリプルRS」が、車番:SMTS3P01SCNAV7693〜SMTS3P01SCRBR2765、期間:令和3年8月16日〜令和4年9月5日。

同「8BL-PSJ1200」の「スピードトリプルRS」が、車番:SMTS3P02SCNAW2207〜SMTS3P02SCRBN0365、期間:令和3年9月8日〜令和5年4月26日。

今回の不具合について国土交通省による発表によると、「エンジンコントロールモジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、周囲の温度が 高くなおかつ渋滞路を走行するとエンジンが異常に高温になる場合がある。そのため、そのまま走行を続けるとオーバーヒートを起こし、走行不能となるおそれがある」とのこと。

市場からの情報により不具合が発覚した。現在、本件が原因による事故は発生していないという。

トライアンフは、対象の全車両に対し、対策を施したエンジンモジュール用ソフトを再設定するという。対象車のオーナーには、ダイレクトメールおよび販売店から電話で知らせる。

なお、本件の問い合わせ先番号は03-6453-9819(トライアンフモーターサイクルジャパン)。

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