劇画調?アニメ調?にオールペン! ジャイロ専門ショップが手掛けた激改ホンダ・ジャイロUP!

こちらの画像、まるでトンネルの写真にイラストでジャイロUPを書き込んでいるかのようだが、実は無加工の写真なのだ。このように錯覚してしまうのは、この車両が「アニメ塗装」と呼ばれる、アニメで描かれる筆のタッチ感を再現して塗装されているからで、特にこのような背景だと視覚的な錯覚も生じ「映える」シーンが撮影できるというワケだ。

REPORT・千輪 毅(CHIWA Tsuyoshi)
PHOTO:山田俊輔(YAMADA Shunsuke))
アニメ塗装のベースとなっているホンダのジャイロUPとは、1985年に登場。ちなみに1982年登場のジャイロXや1990年に登場したジャイロキャノピーなども存在し、ジャイロシリーズは現在の4ストエンジン仕様まで40年以上の歴史を持つ。今回登場するジャイロUPのアップとは最大積載量を増加させたことにより「アップ」という名称が与えられている。
このような背景での撮影画像を見ると、アニメ塗装というのがどういうものか分かり易いと思う。

この角度での見栄えがオーナーのお気に入り。ヘッドライトはキャンディイエローでペイントされている。

フロントホイールは4ストとなったジャイロXを流用し、アルミホイール化が施されている。

マフラーはシンコーメタル製のフェンダーイン、ハイパーリバイブを採用。ステンレスやスチール部分にはシルバーのポスカも使用している。

このジャイロUPは乗り心地を向上させるために、アンダーフレームに加工が施されている。こちらの写真はオリジナルの無加工状態。

乗り心地をアップさせる秘策とは、アンダーフレームをカットし、左右の後輪が独立して動くように加工したこと。最大積載量30kgのジャイロアップならではのアンダーフレームの構造だが、30kgも積載しないのなら、アンダーフレームをカットした方が乗り心地が良く快適だという。

このジャイロアップを制作したどっちさんが経営するジャイロ専門店、moto craft man。程度が良く比較的リーズナブルな中古車なども販売しており、メンテナンスからチューニングまで幅広く対応している。

営業:年中無休 9時〜22時 住所:東京都武蔵村山市学園4-12-5 電話:080-1073-8493

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