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GOWOW ORI『Alpha（アルファ）』……880,000円(消費税10%を含む)
「最も美しい電動モーターサイクル」 － GOWOW ORIはその称号を幾度となく得てきたモデルだ。電動化することで従来のモーターサイクルの文法から解き放たれる一方で、巨大な電池を抱え込みながらもモーターサイクルが絶えず抱える転倒への安全上のコミットメントと、モーターサイクルだからこそ必要なバランス。それを両立させることのできるマシンは、まだ多くはない。
価格と重量を抑え、よりシックにグレーを中心にリデザイン。
そのGOWOW ORIに、兄弟車が加わった。その名も『Alpha（アルファ）』。装備を簡素化することで価格を引き下げ、そのデザインと性能を手の届くものにしていこう、というのが目的だ。モータリスト合同会社（東京都大田区）が輸入総代理店を務める。
GOWOWは、同社が広く手掛ける電動モーターサイクルの中でもデザインを徹底的に吟味した最右翼といっていい存在ながら、その美しさを損ねずリーズナブルにすることによって、クリーンエナジーの楽しさ、美しさをより多くの人に知っていただくためにマーケットを開拓しようという意欲作なのだ。
GOWOW AlphaはORIがプレミアムモデルとして身にまとっていたゴールド・カラーをよりシックにグレーを中心にリデザイン。主要なコンポーネンツはそのままに、ストリートタイヤを標準装着することでよりストリートモデルとしてのスタイルを強調している。
ダッシュボードや選択できるモードなどはORIと共通ながら、バッテリーを簡素化。セルをORI向けのモデルより密度を下げ、サプライヤーを変更することでコストダウンを実現した。それでもAlphaのバッテリー容量は72V28.8Ah（ORIは72V38.4Ah）と十分に強力で、トップスピード８０㎞/hを誇る性能ながら走行レンジは７５㎞程度と、価格を超えたパフォーマンスを発揮している。Alphaが担うスタイリッシュなシティコミューターというポジショニングは十分以上の能力であり、またこれによって車重もわずか７０㎏に抑えられることとなった。
Alphaはバッテリーの能力差（とそれに合わせたモーターマネジメントの違いによるピークパワーの差）とグラフィックイメージ以外は、超高性能なORIのコンポーネンツをそのまま使っていることを考えても、非常にお買い得なモデルだ。GOWOWではこのAlphaの買いやすさをてこに、クリーンエナジービークルを広げ、電動モーターサイクルの楽しさをさらに多くのライダーに知っていただきたいと考えている。GOWOWAlphaはモータリストeディーラーで手に入るほか、現在手に入る唯一といっていい、そのスタイリング上の美しさと、電動モーターサイクルならではの自由さを備えつつ、機能上もまた十二分な能力を備えたモデルだ。
Alphaのデビューで、GOWOWのラインアップはORI、Alphaの２機種、ORIのファンモデル（保安部品なし）も加えれば３機種に拡大した。2022年のEICMAでデビューし、日本では2023年のモーターサイクルショーで紹介され、ブースに大きな注目を集めてきたGOWOW。走りのステージを拡大し、リーズナブルなモデルを得て、ますます多くのユーザーを新しい世界に引き込むことが期待されている。
主要諸元
全長x全幅x全高： 1900ｘ780ｘ1100mm
駆動装置 420HO/13ｘ48T
最低地上高： 280 最大登坂角 55度
軸距： 1275 mm
シート高： 890 mm
車両重量： 70kg
サスペンショントラベル： 200mm
最高出力： 8kw タイヤサイズ 80/100-19（F）
駆動軸トルク： 420Nm 3.50-18（R）
駆動装置 420HO/13ｘ48T
最大登坂角 55度
最高速： 80㎞/h
航続距離： 75km（WLTC）
バッテリー： 73.8V28.8Ah
充電時間： 2.6h（220V）
タイヤサイズ 80/100-19（F）、3.50-18（R）
希望小売価格：880,000円（消費税10％込み）