【愛媛県今治市】バイクで行きたいツーリングスポット｜尾道と今治をつなぐ約60kmの「西瀬戸自動車道」。

瀬戸内海を渡る本四架橋には三つのルートがあります。中でも一番西側に位置しているのが「瀬戸内しまなみ街道」として知られる西瀬戸自動車道です。今回の「徳永茂・旅の写真コレクション」は、瀬戸内海に点在する島々を連ねて行く美しい景観をお届けします

PHOTO●徳永　茂（TOKUNAGA Shigeru）
編集●近田　茂（CHIKATA Shigeru）

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亀老山（きろうさん）展望公園から望む、来島（くるしま）海峡大橋。瀬戸内海らしい美しい景色が一望できる。

広島県尾道市から愛媛県の今治市まで約60kmを結ぶ本四架橋のひとつが｢瀬戸内しまなみ街道｣（西瀬戸自動車道）。今回の座標や住所で表記したのは、ビューポイントとて有名な｢亀老山展望台｣の駐車場。昼夜を問わず、瀬戸内海の絶景を楽しむに相応しいポイントです。比較的温暖な地として知られる瀬戸内海だけに、四季を通して楽しめます。
亀老山展望台には、西瀬戸自動車道の今治に近い「大島南インターチェンジ」を出て、国道317号線に当たる丁字路を右折して1kmほど走った吉海町名を高龍寺方面へ右折。徐々に標高を高めながら山道をクネクネと進むと、インターチェンジから10分ほど（約5km）で到着します。
またインターチェンジを出た丁字路を左折して2km足らず、時間にして2分ほど走れば道の駅「よしうみいきいき館」に立ち寄るのも簡単。いずれも美しい「来島海峡大橋」や瀬戸内海の絶景を楽しむことができます。さらに新鮮な魚介類を堪能できる海鮮バーベキューレストランやフードコートも設備。所要時間45分の「来島海峡急流観光船」に乗船することも可能です。

瀬戸内しまなみ街道を楽しむには、それぞれの島に降り立って、多くの観光スポットに立ち寄りつつ、決して先を急がずに駒を進めるのが良いでしょう。渓流散策ツアーや自転車や電動自転車でのポタリング体験。伯方（はかた）島では「伯方の塩」の工場見学もできる。見どころや観光スポットは沢山見つけることができるので、事前に下調べしておくことがおすすめです。
また「瀬戸内しまなみ街道」には、人や自転車、原付バイクも利用できる側道もあるのでそこを活用した格安旅を試してみるのも良い。ちなみにサイクリストの聖地として世界的に有名なサイクリングルートのひとつとしても知られています。自動車専用道路の｢瀬戸内しまなみ街道｣（西瀬戸自動車道）をバイクで通行すると、尾道から今治まで平日は2,450円、休日は1,880円かかります。通行料がかかるので、星取り評価のアクセス性は“三つ星”としましたが、絶景を楽しめるツーリングスポットとしての満足度はとても大きいでしょう。