スポーツツアラーモデルGSX-S1000GT、2025モデルはカラーリングを変更して11月8日発売!

スズキ浜松工場で10月20日に開催されたGSX-S/Rミーティング2024において、GSX-S1000GTの2025年モデルが発表された。新カラーの採用でこれまでよりアクティブなイメージに変化。また、KATANAも2025年モデルが発表され、カラーリングが変更となった。
GSX-S/Rミーティングで初お披露目となった2024モデル。新色の「パールビガーブルー」は鮮やかな青

大型スポーツツアラーGSX-S1000GTをマイナーチェンジした2025年モデルを、10月20日に静岡県浜松市のスズキ浜松工場で開催された「GSX-S/Rミーティング2024」で発表し、世界初公開された。

GSX-S1000GTは、ストリートファイターモデルのGSX-S1000をベースに、フルフェアリングを備え、前後のシート形状やオプションでのキャリアの装着、パニアケースの装着などでツーリングでの性能を向上させた、スポーツツアラーというコンセプトで2021年に誕生したモデル。2025年モデルでは、3色のカラーバリエーションのうち、2色が変更となっている。

電子制御のS.I.R.Sシステムを採用してライダーをアシスト。クルーズコントロールも装備されている。
赤みの入ったグレーメタリックとフレーム、ホイールのブロンズカラーのマッチングが良い「オールドグレーメタリック」

これまでメインカラーとなっていた明るめのブルー「トリトンブルーメタリック」は廃止となり、代わりに新色の「パールビガーブルー」が設定された。パールカラーのペイントにブルーのキャンディーコートを施したペイントで、深みのある艶感や光の角度によってメタリックパールが光るペイント。ホイールも同色でペイントされ、フレームはブラックとなる。もうひとつの新色は「オールドグレーメタリック」で、明るめのグレーは少し赤みが入り、クロームパーツとのマッチングが良い。また、フレームやホイールはブロンズカラーにペイントされているので、シックな色合いでありながらも華やかな印象を受ける。もう1色は昨年モデルから引き継がれる「キャンディダーリングレッド」で、こちらもフレームとホイールはブロンズカラーとなる。深みのあるキャンディーレッドは、存在感を強く主張する。なお、昨年モデルまで設定されていた「グラスパールブラック」は廃止となった。

「キャンディダーリングレッド」は2024モデルから引き続きラインナップされる。

発売開始は11月8日から。メーカー希望小売価格は165万円となっている。

また、同時にKATANAの2025年モデルが発表された。9月に開催された「カタナミーティング2024」で、スズキ株式会社の代表取締役・鈴木俊宏社長が会場に乗りつけたことで話題となった新色の青いカタナが正式発表となった。「GSX-S/Rミーティング2024」で発表となったのは、GSX-S1000GTと同様の深みのあるキャンディーブルーの「パールビガーブルー」で、ホイールはブロンズカラーとなっている。これまでラインナップされていたマットなネイビーカラー「マットステラブルーメタリック」とは大きく印象が異なり、これまでの刀のイメージから大きく変化した印象だ。ちなみに「マットステラブルーメタリック」は廃止となる。もう1色の「ミスティックシルバーメタリック」は継続となるが、ホイールがこれまでのブロンズから、マットステラブルーメタリックに採用されていたオレンジメタリックに変更。これまでの落ち着いた印象から、ちょっとだけアクティブにイメージチェンジしている。また、テールカウルがこれまでのブラックからネイビーに変更されているのも注目。旧刀をオマージュしている?

かねてから噂のあった「青刀」がついに正式デビュー。光の角度によってパープルメタリックに輝く
「ミスティックシルバーメタリック」はホイールをオレンジメタリックに変更した。

発売開始は10月29日から。メーカー小売価格は166万1000円となっている。

主要諸元

●GSX-S1000GT

  • 型式:8BL-EK1AA
  • 全長/全幅/全高:2,140mm/825mm/1,215mm
  • ホイールベース:1,460mm
  • 最低地上高:140mm
  • シート高:810mm
  • 装備重量:226kg
  • 燃料消費率(国土交通省届出値:定地燃費値)21.2km/L(60km/h) 2名乗車時
  • (WMTCモード値)16.2km/L(1名乗車時)
  • 最小回転半径:3.1m
  • エンジン型式:水冷・4サイクル直列4気筒DOHC4バルブ
  • 総排気量:998cm3
  • 内径×行程:73.4mm × 59.0mm
  • 圧縮比:12.2
  • 最高出力:110kW〈150PS〉/11,000rpm
  • 最大トルク:105N・m〈10.7kgf・m〉/ 9,250rpm
  • 燃料供給装置:フューエルインジェクションシステム
  • 点火方式:フルトランジスタ式
  • 燃料タンク容量  19L
  • クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング
  • 変速機形式:常時噛合式6段リターン
  • フレーム形式      ダイヤモンド
  • ブレーキ形式(前/後):油圧式ダブルディスク(ABS)/油圧式シングルディスク(ABS)
  • タイヤサイズ(前/後):120/70ZR17M/C(58W)/190/50ZR17M/C(73W)

●KATANA

  • 型式:8BL-EK1AA
  • 全長/全幅/全高:2,130mm/820mm/1,100mm
  • 軸間距離:1,460mm
  • 最低地上高:140mm
  • シート高:825mm
  • 装備重量:215kg
  • 燃料消費率(国土交通省届出値:定地燃費値):21.2km/L(60km/h)2名乗車時
  • (WMTCモード値)16.2km/L(1名乗車時)
  • 最小回転半径      3.4m
  • エンジン型式:水冷4サイクル直列4気筒DOHC4バルブ
  • 総排気量:998cm3
  • 内径×行程:73.4mm × 59.0mm
  • 圧縮比:12.2:1
  • 最高出力:110kW〈150PS〉/11,000 rpm
  • 最大トルク:105N・m〈10.7kgf・m〉/9,250rpm
  • 点火方式:フルトランジスタ式
  • 燃料タンク容量:12L
  • クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング
  • 変速機形式:常時噛合式6段リターン
  • フレーム形式      ダイヤモンド
  • ブレーキ形式(前/後):油圧式ダブルディスク(ABS)/油圧式シングルディスク(ABS)
  • タイヤサイズ(前/後):120/70ZR17M/C(58W)/190/50ZR17M/C(73W)

キーワードで検索する

著者プロフィール

橘 祐一 近影

橘 祐一