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2000台限定のフラッグシップモデル
Insta360 Japanは、BMWモトラッドとコラボレーションした「Insta360 X4」を2000台限定で発売する。
「Insta360 X4」は、同ブランドのフラッグシップモデル。筐体の前後に装備されたカメラにより、360度撮影が可能なアクションカメラとして人気を博している。
360度の撮影機能に加えて「ドラレコモード」を備えているのも特徴。メモリーカードの容量の一部を任意にドラレコに割り当てることができ、その容量内で常に動画がリアルタイムで記録され古い順に自動で削除されていく。
今回の限定モデルは、筐体の平面にBMWモトラッドのロゴがプリントされるほか、専用のアクセサリーとブランドロゴ入りの収納ケースも付属する。
また、録画を再生する際のインターフェイスもBMWモトラッドに向けた専用デザインを採用。あたかもBMWモトラッドの純正品のような没入感を演出してくれる。
ちなみに映像は8K360度の録画が可能で、美しくダイナミックな映像をYoutubeや各SNSに投稿が可能だ。もちろん手ぶれ補正機能も備わるため、オフロード走行も心配ない。本体は防水仕様なので急な雨に見舞われても機器を心配することはない。
本品は11月6日よりInsta360公式ストアのほかAmazonといったオンラインショップ、一部量販店で購入可能だ。
ホンダがターボエンジンなど最新技術を発表
本田技研工業(ホンダ)は、11月5日〜10日までイタリア・ミラノで開催されている二輪車ショー「EICMA2024(ミラノショー)」で、市場投入予定の最新車両および技術を発表した。
1台目は新設計のV型3気筒エンジン。前直列2気筒・後単気筒を組み合わせたV3で電気ターボも装備される。エンジンの回転数に関わらず過給をコントロールできるので、エンジンが低回転でも最適な過給圧が得られるという。また、電動としたことで配置の自由度も獲得している。ホンダはこのV3ターボユニットを市販に向けて開発中とのこと。
2台目は、電動バイク(EV)となる。ホンダは現在、交換可能なバッテリーを搭載するEVの原付スクーターを発売しているが、今回発表されたのはFUN要素を重視したスポーツモデル「EV Fun Concept」だ。従来のスポーツバイクらしい車体構成をベースにしたEVで、ホンダがこれまでに培ってきた走る・曲がる・止まる性能を重視したモデルだという。そこに電動らしいスムーズさおよび静粛性が加わる。航続距離は100km以上を想定して開発しているとのこと。2025年中に発売予定だ。また、ホンダはこれと合わせて大型のEVスクーター「EV Urban Concept」も発表した。
本誌予想的中! ATの「トレーサー9GT」が登場
ヤマハ発動機(ヤマハ)は、ミラノショーの会場で新型「TRACER9 GT+」を発表した。今回のモデルチェンジでは、従来からの前車追従機能付きクルーズコントロールが進化。車体の後方にもレーダーを備え、後方接近者を知らせる機能を追加した。また「MT-09」への搭載が確定している新型のオートマチック機構「Y-AMT」も搭載される。エンジンやギアボックスに大規模な構造変更をせずに完全AT化する機構で、本誌では「MT-09 Y-AMT」登場時にシャシーとパワートレインを共用する「トレーサー9」への搭載を予想していた。
ヤマハレーシングの象徴「ブルー」を新色に
ヤマハは、「YZF-R7」の2025年モデルを、2024年12月5日に発売する。価格は税込105万4900円。今回はカラーリングの変更となる。設定色は「ブルー(ディープパープリッシュブルーメタリックC)」と「マットダークグレー(マットダークグレーメタリック6)」の2色で、両色とも新色だ。「YZF-R7」は、688ccの水冷直列2気筒エンジンを搭載した新世代のスーパースポーツ。現代のヤマハのレーサーを象徴するブルーとの相性は抜群である。
カワサキ・シェルパがカムバック
カワサキモータースジャパン(カワサキ)は、新型のオフロードモデル「KLX230 SHERPA」を2024年11月27日に発売する。価格は税込63万8000円。232ccの空冷SOHC2バルブエンジンを搭載。最高出力13kW(18ps)/8000rpm・最大トルク19Nm(1.9kgm)の性能を持つ。小排気量で軽量なことから、オフロード以外にもオンロードでの取り回しがしやすく日常の足として使用することもやぶさかではない。積載性も高いことから、小排気量のアドベンチャーバイクとして、オフロードを組み込んだツーリングにも使用することが可能だ。
また、「KLX230 SHERPA」のベースである「KLX230」および「KLX230S」も新型となる。「シェルパ」と同日発売で、価格は税込59万4000円。新型では、前後サスペンションやリヤフレームを見直したことで、走破性と快適性を向上させた。ABSは標準装備だが、そのOFFスイッチも新設した。ちなみに「S」は、ベースよりもシート高を35mm低い845mmに設定したローダウンモデルとなる。
さらに、「KLX230」とシャシー・パワートレインを共用するモタード「KLX230SM」を2025年1月13日に発売する。価格は税込61万6000円。タイヤ・ホイールをオンロード向けの前後17インチ化し、キャスター・トレール角も見直したことでハンドリング性能が向上している。モタードならではの軽快なスポーツ性能を楽しめそうなモデルだ。
スズキが新型オフモタードを発表
スズキは、ミラノショーにおいて新型オフロードモデル「DR-Z4S」と、そのモタードモデル「DR-Z4M」を発表した。「DR-Z4S」は2025年4月より、「DR-Z4M」は同年5月より北米・欧州を中心に各国で順次発売するという。エンジンは398ccの水冷4ストローク単気筒DOHCを採用。両車ともに電子制御技術を搭載し、3つのパワーモード選択機能と4つのトラクションコントロール機能(オフを含む)を搭載。ABSは、「S」は前後輪解除モード、「M」はリヤ解除モードが選択できる。日本での発売は発表されていないが、400ccクラスの公道対応オフロードおよびモタードは国内ではラインアップが少なく、導入を期待したい。
600ccクラスのスクランブラー登場
ロイヤルエンフィールド(ピーシーアイ)は、ニューモデル「BEAR 650」を発表した。価格と発売時期は未発表。「BEAR 650」は650ccの直列2気筒エンジンを搭載する「INT650」をベースにしたスクランブラーモデルとなる。ライダーのエディ・マルダーが、1960年のビッグ・ベア・ランで勝利したマシンにインスパイアされたモデルで、往年のスクランブラーの雰囲気を表現した。フロント19インチ・リア17インチのスポークホイールおよびブロックタイヤの構成が、その雰囲気を強く醸し出している。
ADVシリーズらしいレッドを追加
ホンダは、小排気量ADVスクーター「ADV160」に新色を追加し、12月19日に発売する。価格は税込49万5000円。今回のマイナーチェンジは新色の追加となる。「ミレニアムレッド」「アステロイドブラックメタリック」が新色として追加され、既存の「パールスモーキーグレー」と合わせて3色展開となる。
ラゲッジにライトを追加
ホンダは、原付二種スクーター「リード125」をマイナーチェンジし1月16日に発売する。価格は税込34万1000円〜34万6500円(カラーにより異なる)。今回は新色を追加するとともに仕様の一部を変更した。カラーは「ナイトタイドブルーメタリック」「パールスノーフレークホワイト」「マットディムグレーメタリック」を新たに設定。既存の「ポセイドンブラックメタリック」と合わせて4色展開となる。車体の仕様面では、ハンドルカバーとフロントカバーまわりの構成部品と車体側面の車名のロゴデザインを変更。また、シート下のラゲッジには、LEDのトランクライトとパーテーションボードを新設定し使い勝手を高めた。