アプリリアから新型ミドル、2気筒。|RS 457 が発売!

ピアッジオグループジャパン株式会社は、世界中の若いライダーにとって、技術的にもスタイル的にも新基準となる全く新しい本格ライトウェイトスポーツバイク『RS457』を日本市場に導入し、全国のアプリリア正規販売店にて販売を開始する。
アプリリア・RS457

アプリリア・RS457……858,000円(消費税10%を含む)

RSの称号をあたえられた生粋のレーシングラインを備えた扱いやすく軽量でパワフルな RS457は、水冷DOHC4バルブのパラレルツインシリンダーエンジンと、アルミニウム合金製フレームにライド・バイ・ワイヤ、調整可能なトラクションコントロール、3つのライディングモードを備えたフル電子制御パッケージなどの洗練された装備を誇る。また、アプリリアのMotoGPマシンであるRS-GPのグラフィックを彷彿とさせる、黒、赤、紫を巧みに組み合わせたカラーを採用し、さらに、フロントエンドを強く特徴づけるウィングレットのapriliaロゴや、フロントホイールリムの赤いストライプなど、GPマシンからインスピレーションを得たデザインも魅力だ。

アプリリア・RS457

アプリリア RS 457 商品概要

  • メーカー希望小売価格 : 858,000円(消費税10%込)
  • グラフィック : レーシングストライプ
  • 出荷開始時期 : 2025年2月より順次
アプリリア・RS457
アプリリア・RS457
アプリリア・RS457
アプリリア・RS457
アプリリア・RS457
アプリリア・RS457

RS457は、アプリリアにとって技術的な面だけでなく、歴史的な一歩を踏み出すモデルだ。実際、アプリリアのこの新しい2気筒のスポーツバイクは、乗りやすく、楽しく、技術的にもスタイル的にも画期的なバイクに対する世界的な需要の高まりに応え、新たなターゲットと市場にアピールしている。

アプリリアはRSの名前にはスポーティさを表しています。長きに渡り成功したレースの歴史から導き出された革新性は、アプリリアのユニークで驚くような設計がなされてきたバイク文化を形成してきた。こうして、アプリリアは並外れたバイクで若いライダーの情熱を満たし、全世代の夢となった。

同時に、アプリリアはレース界で存在感を示した2ストロークカテゴリーでは優位に立ち、ワールドスーパーバイクでの勝利で技術的優位性を再確認した後、MotoGPでも頭角を現した。
現在、アプリリアは新世代のモーターサイクリストのためのプロジェクトで創業当時の使命に立ち返り、世界中のサーキットで蓄積された知見を結集している。

2020年から始まったアプリリアRS660の成功は、ミドルレンジスポーツバイクの世界に革命をもたらし、新たなセグメントを生み出した。
同じ成功の方程式がアプリリアRS457でも反映され、このアプリリアRS457はまったく新しいプロジェクトとして始まり、MotoGPマシンを含むすべてのアプリリアが製造されるノアーレ本社で考案、開発された。この新しいアプリリアは、125ccエンジン搭載モデルとRS660の間を繋ぎ、パワフルなV4スーパーバイク RSV4や、最も技術的に進歩しMotoGPで優勝を収めたRS-GPを含むRSファミリーが完成する。

アプリリアRS457は、若いライダーやフェアリング付きのスポーツバイクに乗り始めたい人の声に耳を傾け、アプリリアが持つ技術や経験をすべて駆使し、真のスポーツバイクの設計、製造に反映させている。
このバイクの強みは、A2ライセンス※で乗れるバイクとしては可能な限り軽量でパワーウェイトレシオに優れ、扱いやすく、そして多くの最新テクノロジーを装備している点だ。RS457は、ライダーが路上やサーキットでの上達に伴走するかのような設計がなされている。実際に人間工学に基づき、クリップオンハンドルバーは、トップブリッジよりも上部に取り付けられており、スポーティさと快適性のバランスを最適化したロードスポーツバイクに仕上げている。

※A2 ライセンス:EU 加盟国の二輪運転免許区分で、最高出力が 35kW(47.6 馬力)以下であれば排気量の制限無く運転が可能。

機能から生まれた明確なスタイル

新型RS457のスタイリングは、バイクの歴史を築いたスーパースポーツバイクである伝統のRSシリーズを踏襲しており、特に空力的な機能を有し、未来的な形状のダブルフロントフェアリングを2020年に初めて導入したRS660が切り開いた革新的な道をたどっている。
その結果、アプリリアのスタイルを特徴付けるウィンカーを内蔵したトリプルフル LEDヘッドライトユニットから始まるスリム化されたフロントエンドが、軽快でダイナミックな印象を与えるバイクが誕生した。
そして、まさにそのヘッドライトユニットの中心から、数多くの風洞実験とCFDシミュレーションを通じて導入されたMotoGPプロトタイプマシンを彷彿とさせる2つのエアロエレメントを経て、ダブルフェアリングへと通じている。実際、小型エンジンのバイクでは、空気力学が重要な役割を果たしており、車体のコンパクトさを高めるために、なだらかな表面を採用すると同時に、効率的な形状を実現する必要がある。RS457のダブルウォールフェアリングには、スリット状のスプリットと、フレームに接続する特殊なスポイラー を採用し、走行風圧とエンジンやラジエーターからの熱気を逸らし、ライダーの快適性を高める。
ライディングポジションは、ステアリングトップブリッジの上に取り付けられたセパレートハンドルバーと、低めにセットされたステップにより、スポーティなポジションでありながら街乗りでの快適性を完璧にバランスさせている。燃料タンクの形状もライダーの胸部とヘルメットにフィットするようにデザインされており、バイクとの完璧な一体感に貢献している。そのため、いかなる身長のライダーであっても、最大限のコントロール性とリラックスしたポジションを提供する。
RS457のスポーティでダイナミックなボディラインは、2in1エキゾーストの取り回しにも大きく影響しており、エンジン下部のサイレンサーはアンダーカウルと一体化しているかの様に美しく収められている。これによりバイク後部のデザインに自由度が増し、リアステップブラケットの位置を適切に配置できるようになった。
わずか800mmの低いシートは、地面にしっかりと足がつくように細い形状となっている。洗練されたテールフェアリングにはLEDリアライトユニットが組み込まれ、側面の2つのウィングレット形状のグラブハンドルが特徴的だ。広いパッセンジャーシートは、アクセサリー(別売り)のシングルシートカウルに交換が可能だ。

ツインシリンダーエンジンによるパフォーマンスと軽量化の完璧な組み合わせ

アプリリアRS457は、新しい超近代的なツインシリンダー エンジンを軸に構築されており、その排気量である457cc が、このプロジェクトにおける中心的な役割の証として、新しいイタリアンスポーツバイクの名前にその数字が与えられている。
この新しいパワーユニットは、水冷DOHC4バルブ並列2気筒エンジンで、9,400rpmで最高出力35kW(47.6HP)に達する。これはA2ライセンス※で運転できる最高出力の上限だ。また、6,700rpmで43.5Nmのトルクを発生し、3,000rpmで既に最大トルクの82%を発生させる。
この最新世代のパワーユニットはコンパクトかつ軽量で、アプリリアの設計者にとって最優先目標である、非常に優れたパワーウェイトレシオの達成にも貢献している。実際、バイクの乾燥重量は159kgで、フルード類や90%の燃料を搭載した際の車両重量を175kgに抑える事に成功した。
RS660と同様に、エンジン設計時のレイアウトは、軽量かつコンパクトな寸法を最適化するために選択され、シャーシ設計の面で大きな自由度が与えらる。エンジン後部にはスイングアームピボット機能も備えており、コンパクト化と車体全体の軽量化に貢献している。
このアプリリアの新しいツインシリンダーユニットは、RSV4に搭載されたパワフルな 1100ccV4エンジン、そしてRS、Tuono、Tuaregの660シリーズ全体に搭載された659ccツインシリンダー ユニットから得られたすべてのノウハウを活用して新たに設計されている。アプリリアのエンジニアは、確固たる技術基盤を基に、体積の最適化、冷却水のバイパス回路と、ブローバイの回路をエンジンに完全に統合し、エンジンの外部からホース類を極力見えなくすることに取り組んでいる。クランクケースは水平方向に2つに分割されており、さらに容積が削減され、より堅牢な構造が実現している。
内部摩擦を最小限に抑えるために、さまざまなソリューションが採用された。シリンダーはクランクシャフトに対して6.5mmオフセットされており、ピストンによるの押し込み摩擦を軽減する。カウンターシャフトとウォーターポンプにはメタルブッシュではなくニードルベアリングを採用し、ピストンピンには DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティング処理が施されている。ギアボックスはシンクロギアのシャフトにもブッシュではなく、アプリリアV4エンジンと同じくローラーベアリングを使用し、さらにギアボックスのフォーク アクスルには、特許取得済みの統合された潤滑システムを採用している。
サイドカムチェーン駆動によって制御されるカムシャフトは中空で、バケットタペットを使用してバルブ駆動時の慣性を低減している。湿式多板クラッチはアシスト機能付きで、スリッパーシステムも備えている。エンジンのレスポンスは、ライド・バイ・ ワイヤ電子制御マルチマップスロットルによる、3つのライディングモードからを選択が可能だ。

最先端のシャーシ構造により、扱いやすくて楽しい、印象的なライディングを実現

アプリリアの卓越したフレーム製造のノウハウは、新しいアプリリアRS457にも反映されている。アプリリアのエンジニアによる洗練されたシャーシ設計の職人技は、何年にもわたって活躍したWGPの125cc/250cc2ストロークエンジンユニット時代から脈々と引き継がれている。新しいRS457は、この貴重なノウハウの蓄積の恩恵を受けており、このセグメントで唯一アルミニウム製フレームを採用している。
剛性と重量の最適なバランスを実現するために、数多くの実走行によるテストセッションと並行して、コンピュータ支援エンジニアリング(CAE)による開発を通じてフレームの形状が最適化されている。その結果、可能な限り軽量化に特化したレイアウトが生まれ、ダイナミックなパフォーマンスと、すべてのアプリリアが持つ高い旋回性能を生むフロントエンドのフィーリングを実現する。フレームは、左右で縦に分割されたアルミニウム製スパーで構成され、ボルトで固定される。エンジンはRS660ですでに採用されている、スイングアームピボットの軸受け要素としての機能も有しており、スチール製のスイングアームがエンジンブロックに直接取り付けられている。この構造により、コンパクトで軽量、高剛性な車体設計に貢献している。
フレームと連動して高い性能を発揮するサスペンションは、あらゆる状況で最大限の楽しさとコントロール性を実現する調整機能を備え、経験の浅いライダーにも最高のライディングプレジャーを提供する。フロントには、プリロード調整機能付きφ41mm倒立フォークサスペンションを採用し、リアも同様にプリロード調整機能付きモノショックを採用。トラベル量はフロント120mm、リアは130mmを確保している。

ブレーキ システムは、フロントにφ320mmディスクとByBre製ラジアルマウント4ピストンキャリパーの組み合わせで、調整可能なブレーキレバーを採用し、常に最適な操作性を提供する。リアにはφ220mmディスクとByBre製キャリパーが装着されている。2つのマップを備えたBosch製2チャンネルABSシステムが、両輪(モードによりフロントのみ)の安全なブレーキングをサポートする。フロントに110/70、リアに150/60サイズのタイヤがスポーティな17インチのホイールに装着され、新型アプリリアの真の強みである機敏性を犠牲にすることなく、優れたグリップを実現する完璧なサイズ設定だ。

真のスポーツバイクにふさわしい完成された電子制御デバイス

アプリリアRS457の電子制御デバイスは、幅広いライダー向けに設計され、アプリリア伝統の真のスポーツバイクに忠実な仕上がりになっている。ライド・バイ・ワイヤ・システムは、量産モデルとしてはアプリリアが世界に先駆けてShiver750に導入した。パワーやトルク伝達とトラクションコントロールを介入する、3種のライディングモードでエンジンを制御し、トラクションコントロールは3段階に調整することが可能で、無効にもできる。希望のライディングモードの選択操作は、ハンドルスイッチの専用ボタンを押すだけで、ライディング中でもアドレナリンが湧き出る様な最適なエンジン出力設定とトラクション コントロールの調整が可能だ。

3つのライディングモード

ECOモード:

エンジン出力は穏やかな設定で、トラクションコントロールの介入レベルは中程度(レベル2)だ。

SPORTモード

より応答性が高くダイナミックなエンジン出力設定と、トラクションコントロールの介入レベルは低く(レベル1)、スポーツ ライディンに最適なモード。

RAINモード

グリップレベルの低い路面や、濡れたアスファルトでの状況を想定したライディングモード。エンジン出力設定は非常に穏やかで、加速時の安全性を高めるためにトラクションコントロールの介入レベルは最大 (レベル3)に設定されている。

アプリリア・トラクション・コントロール(ATC)は、選択したライディング モードに関係なく、左側のハンドルスイッチのUPボタンとDOWNボタンを使用して、走行中でも常に調整可能だ。
RS457の豊富な専用アクセサリーには、AQS:アプリリア クイック シフトも含まれており、スロットルを閉じたりクラッチレバーを握ったりすることなく、非常に高速なギアチェンジを可能にする電子制御システムで、シフトダウンにも有効だ。

アプリリアRS457は、そのデザインとパフォーマンスだけでなく、夜間の視認性を向上するバックライト付きハンドルバースイッチや、5インチのTFTカラーディスプレイを備え、極めて先進的なインストルメントシステムを採用している。メーターにはインパクトのあるグラフィックが表示され、中央にはスピードメーターと、スポーティなタコメーターの目盛りが配置されている。
スマートフォンとバイクを接続して、豊富なメーターの機能をさらに拡張するAprilia のマルチメディア プラットフォーム(Aprilia MIAシステム)が、アクセサリー(別売り)として設定されている。このシステムは、スマートフォンのバッテリー消費を最小限に抑え、直感的なハンドルバースイッチを通じて音声アシスタント、通話、音楽再生を管理するインフォテインメント システムを備えている。

アプリリア RS 457 主要諸元

エンジン形式:4ストローク 水冷並列 2気筒 DOHC4バルブ
総排気量:457cc
ボア × ストローク:69 mm ×61.1 mm
最高出力:47.6 HP (35 kW) / 9,400rpm
最大トルク:43.5Nm/ 6,700rpm
燃料供給方式:電子制御燃料噴射システム Φ36 mm ツインスロットルボディ
ライド・バイ・ワイヤ アクセルマネージメントシステム潤滑方式:ウェットサンプ
始動方式:セルフ式
トランスミッション:6速リターン(アプリリアクイックシフトUP/DOWNをオプション設定)
クラッチ:アシスト及びスリッパ―システム付き湿式多板クラッチ
フレーム:ダブルスパー アルミニウム製フレーム
サスペンション(F):Φ41mmテレスコピック倒立フォーク スプリング
プリロードアジャスタブルホイールトラベル120mm
サスペンション(R):スチール製スイングアーム モノショックアブソーバー
スプリングプリロード調整式 ホイールトラベル130mm
ブレーキ(F):320mm径ディスク、ByBre製ラジアルマウント32mm 4ピストンキャリパー
ブレーキ(R):220mm径ディスク、ByBre製1ピストンキャリパー
全長 / 全幅 1,982.5 mm / 760 mm
シート高 800mm
ホイールベース 1,350mm
タイヤ(F):110/70 ZR 17 アルミ製ホイール 3.0”×17”
タイヤ(R):150/60 ZR 17 アルミ製ホイール 4.5”×17”
重量:装備重量175 kg(燃料90%搭載時)、乾燥重量159Kg
燃料タンク容量:13L
生産国:インド

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