100年後のバイクレースはこうなる!? ヤマハが実車を開発……BIKES週間ニュースダイジェスト【2024年11月18日〜24日】

前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2024年11月18日〜24日に発表されたニュースを紹介する。

Netflixアニメにヤマハが協力

ヤマハ発動機(ヤマハ)は、Netflixオリジナルアニメ「Tokyo Override」の制作に協力した。同作品は11月21日から公開されている。

作中の舞台は100年後の東京。全てがAI・自動化された世の中になったと設定されている。交通事故なども極力減ったが、バイクとバイクレース文化は残っている。その中で発生するアクシデントはAIでも予想がしづらく、面白さの要因となっているという。

作中には、旧型の「YZF-R1」が登場するとともに、100年後のバイクのデザインもヤマハが担当したという。「YZF-R1」や「VMAX」の画像データや音の収録といった協力もした。

100年後のバイクは「Y/AI」と名付けられた。実物大のコンセプトモデルも制作され、タイ・バンコクで11月下旬から開催される「モーターエキスポ2024」で世界初公開するとのことだ。100年後の東京およびバイク文化がどのようになっているか、ヤマハは100年後のバイクをどう作り込んだか、是非作品を確認してほしい。

ヤマハPASに新型が続々!

ヤマハは、電動アシスト自転車「PAS(パス)」の改良版および新型を発表した。改良されたのは、子どもを乗せる事を前提とした「PAS babby(バビー)」(18万4000円)と「PAS kiss(キッス)」(18万7000円)の2台。2025年1月30日に発売する。20インチの小径ホイールを履いた両モデルだが、今回の改良でフレームの形状を見直し、安定性を向上するとともに男女が共用できる余裕のあるポジションを実現したという。

そして新型として登場したのが「PAS ULU(ウル)」(15万5000円)で、2025年3月21日に発売する。ウルは学生の通勤を想定したモデル。日常のアシを想定し、タフネス性を表現したフレーム形状やファッショナブルなカラーリングを設定したほか、耐荷重5kgのフロントバスケットや大型のリアキャリアを備えている。

新型のミドルタイガー登場

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、新型クロスオーバー「Tiger Sport 660(タイガースポーツ660)」を発表した。2025年2月に発売予定。価格は税込112万5000円〜138万8000円となる(カラーにより異なる)。タイガースポーツ660は、660ccの水冷直列3気筒DOHCエンジンを核としたミドルクラスのクロスオーバー。エンジンのスペックは最高出力81ps(60kW)/1万250rpm・最大トルク64Nm/6250rpmとなっている。エンジンのパワーモードを選択でき、「ロード」「レイン」「スポーツ」の3種類を任意に選択可能。クルーズコントロールが標準装備となりライダーの疲労を低減。

お好みのカラーパターンは?

スズキは、大型二輪「ハヤブサ」2025年型を11月22日に発売した。新型はカラーリングの変更となる。新色は「シルバー/ブルー」「ブラック/マットチタン」「マットグリーン/ブラック」の3色となる。また、全18色のカラーオーダープランを引き続き設定する。「ミスティックシルバーメタリック」「グラススパークルブラック」「マットスティールグリーンメタリック」の3色をベースに、各6色のカラーパターン(外装カウル3色・外装アクセントカラー3色・ホイール3色)を設定可能だ。

ダウンサイジングSS登場

アプリリア(ピアッジオグループジャパン)は、新型スーパースポーツ「RS457」を発表した。2025年2月から出荷開始予定で、価格は税込85万8000円となる。「RS457」は、457ccの水冷直列2気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力48.3ps(35kW)/9400rpm・最大トルク43.5Nm/6700rpmを発揮する。フレームはアルミニウム製で、前後プリロード調整が可能なショックアフソーバーを装備している。ちなみにフロントは倒立フォークで、Φ320mmのディスクブレーキとラジアルマウントキャリパーを採用した。また、3つのエンジンモード選択機構や、スマートフォンとのコネクト機能(オプション)なども装備されている。

キーワードで検索する

著者プロフィール

磐城蟻光 近影

磐城蟻光