外観はスポーツカー！　中国のYADEAが放つ、航続距離140kmの電動スクーター「F200 Fierider」｜EICMA2024

「YADEA（ヤデア）」は電動モビリティの累計販売台数7000万台以上を誇る世界的メーカー

YADEA（ヤデア）は電動二輪モビリティ業界において、世界最大級を誇る中国は香港の上場企業で、電動バイク・電動アシスト自転車・電動キックボードなどの開発・製造。2001年の創業以来、電動モビリティの累計販売台数7000万台以上を誇り、日本ではもちろん、ヨーロッパ各国でも支持されている。

同社は製造工場８拠点、研究開発センター２拠点を所有。2017〜2022年の販売実績において、6年連続販売台数が世界一となるなど、電動モビリティの業界をリード。環境に優しいテクノロジー開発にも力を入れるなど、安全で楽しく利用できる電動モビリティの新たな未来と社会を目指している。

YADEA　F200 Fierider（ヤデア・F200フィエリダー）……5995ユーロ（95万1526円/1ユーロ158.72円で換算）　※イタリアでの参考価格（価格は発売国により異なる）

写真は欧州をメインに展開中の電動スクーター「F200 Fierider（フィエリダー）」。スポーツカーのフォルムをイメージしてデザインされた外観とパワフルな動力性能が人気を呼び、性別や世代を問わず多くのユーザーに支持されている。

排気量125ccクラスに該当する同車は、ヨーロッパではA1ライセンス（日本での原付二種に該当/普通自動二輪小型限定）で乗車可能。最高速度は100km/h、最大航続距離は140km（走行シーンにより異なる）。

ホイールは取り回しの良さと走行安定性を両立させた、中径のフロント14インチ・リア13インチに設定。前後のディスクブレーキには、バイクビギナーも安心な2チャンネル式のABSを標準装備。

EU加盟国のバイク免許区分

心臓部である電動モーターは、リアサスペンションの役割を担うスイングアームの中に内蔵され、特別なメンテナンスは必要なし。定格出力は5.5kWで、最大出力はAライセンスのリミットである11kWを発揮。最大トルクは238N・mを発生し、わずか2.5 秒で0 km/h～50km/h まで加速する鋭い走りを実現。

持ち運び用のハンドルを装備した大容量のバッテリー（容量：72V/27Ah×2 – 1.94kWh×2／重量：12.5kg×2）は、車両の床下にレイアウトされ、簡単に着脱可能。付属の充電器により、家庭用の220Vコンセントがあれば、どこでも簡単に充電OK。また公共の充電ステーションでも、車両にバッテリーを搭載したまま充電できる。バッテリーには寿命を伸ばし、常に安定した電力を供給する「インテリジェントBMS」を導入。また最高レベルの防水性能である「IPX7」を獲得しているのも特徴だ。

長さ76cmの幅広なロングシートは、タンデム席にも余裕のスペースを確保し、2人乗りのロングツーリングも楽々。折り畳み式のフットレストや握りやすい大型のタンデムバーも装備され、パッセンジャーの快適性も大幅に向上。

シート下にはジェット型ヘルメットやレインウエアなどが保管できる、容量31リットルの収納スペースを設置。灯火類はすべてLEDとし、7インチのカラーTFTスクリーンのメーターや、スマホの充電に便利なUSBソケットも採用。

YADEA　F200 Fierider（ヤデア・F200フィエリダー）　主要諸元

キーワードで検索する