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ハーレーダビッドソン ローライダーST(2024年モデル)カスタム 製作:Joyride Speed Shop
ベース車両は「ローライダーST」
「サーキット向きではない」というハーレーの常識をくつがえした“バガーレース”とは?
写真は空冷ビッグツインのハーレーダビッドソンでサーキットでの性能を追求し続ける、東京都小平市のカスタムショップ「Joyride Speed Shop」の西田氏が製作した、ローライダーST(2024年モデル)をベースにしたレース仕様。同車は単なるレーサー風カスタムではなく、「バガーレース(※注1)」の最速車を目標に、今後はサーキットでのテスト走行などを行う。
※注1:バガーレースとはハーレーダビッドソンやインディアンなどの大型ツアラーを対象にしたレース。同レースはアメリカで盛り上がっている「キング・オブ・ザ・バガーズ(2020年にアメリカで初開催)」をお手本にしたもので、ハーレーダビッドソンやインディアンの大型ツアラーが対象。国内では2024年6月9日、富士スピードウェイにて公式ロードレースとして初開催され、元俳優の長瀬智也氏がバガーレーサーとしてデビュー。各メディアにて報道された影響もあり、バガーレースの知名度は急上昇した。なお長瀬氏が駆ったカスタムバイクは、長瀬氏からの直々の依頼により「Joyride Speed Shop」の西田氏が製作したことでも有名。
目の肥えたバイカーたちに、「ノーマルの状態で、すでにイジるところがない」と言わしめる完成度を誇るローライダーSTを、「Joyride Speed Shop」の西田氏が長年のレース活動で培った経験と技術力を駆使し、究極のロードゴーイングレーサーに生まれ変わらせた。
フロントカウル・フューエルタンク・シートカウルはピンストライプを取り入れたオリジナルペイントにドレスアップ。ノーマルフォルムを踏襲したフロントカウルとフロントフェンダーは、軽量かつ高強度なカーボン素材を採用。テールエンドを彩るスポーティな形状のシートカウルもカーボンで製作。
セミアップタイプのハンドルバーとバックステップはワンオフとし、ブレーキ&クラッチレバーはゲイルスピードを選択。前後ホイールはアルミ鍛造に変更し、サイズは前後18インチをチョイス。
カスタムポイントはココ!
・フロントカウル、フューエルタンク、シートカウルをカスタムペイント(ピンストライプ入り)
・カーボン製フロントフェアリング、フロントフェンダー、サイドカバー
・Joyride オリジナルハンドルバー
・Joyride オリジナルバックステップ
・Joyride オリジナルシートレール、カーボンシートカウル
・Joyride オリジナルカーボンアンダーカウル
・Joyride エアインテークkit
・Joyride オリジナル2-in-1マフラー
・GALESPEED ブレーキ/クラッチレバー、マスターシリンダー、キャリパー
・Ohlins フロントフォーク
・Ohlins リアサスペンション
・Sunny Side Garage レーシングスイングアーム
・Glide アルミ鍛造ホイール 前後18インチ
・DUNLOPタイヤ SPORTMAXX α-13SP F:100/80-18 R:160/60-18