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ホンダストリートファイターの頂点に
「CB1000ホーネット」はストリートファイターに生まれ変わった。
基準車の他にSPグレードが用意され、SPにはオーリンズのリアサスペンションとブレンボのブロンとブレーキキャリパー、そして可変排気バルブ、クイックシフターが標準装備となる。
ホーネットといえばバックボーンフレームが特徴だったが、新生ホーネットは新たにツインスパーフレームを採用した。
ライトも猛獣を彷彿とさせる二眼式の異形ヘッドライトとなりストリートファイターとなったが、側面に直線のキャラクターラインが入った幅広タンクといったホーネットらしい装備は残された。加えて尖ったリアカウルが“スズメバチらしさ”を強調している。
使用されるエンジンは、2017年型の「CBR1000RR」のものをベースに最適化された999cc直列4気筒DOHCとなる。基準車は、最高出力112kW(152PS)/1万1000rpm・最大トルク104Nm(10.6kgm)、SPは最高116kW(158ps)/1万1000rpm・最大トルク107Nm(10.9kgm)/9000rpmを発揮する。
23年ぶりに国内を“飛ぶ”
かつてのホーネットシリーズの長兄「CB900ホーネット」は、2001年から2年間のみ国内販売された幻のバイクである。その後「CB1000R」が系譜を受け継いで海外専売モデルとなっていたが、今回、23年ぶりに名実ともに長兄のホーネットが国内復活する。
また、海外では「ホーネット750」「ホーネット500」とすでにシリーズ展開がなされている。日本への導入も期待したいところだ。加えていえば、サードパーティ各社には、是非ともかつてのホーネットらしい「アップマフラー」の開発を期待したい。