120年前の筆記体ロゴが復活! トライアンフの限定エディションは今月から順次リリースされるぞ

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2025年シーズン向けの限定コレクションである「アイコンエディション」7機種を発表した。1907年から7年間だけ使われていた筆記体ロゴを復刻するなど、自社ブランドのヘリテイジ(遺産)をうまく活用したシリーズとなっている。

REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)、トライアンフモーターサイクルズジャパン

筆記体ロゴと黒×シルバーの2トーンカラーがポイント

去る12月4日、東京都品川区天王洲にて開催されたプレス発表会において、トライアンフモーターサイクルズジャパンは新型スピードツインシリーズとともに、2025年向けの限定コレクション「ICON EDITION(アイコンエディション)」をお披露目した。

2024年の「STEALTH EDITIONS(ステルスエディション)」に続き、モダンクラシックシリーズで展開されるこの限定コレクション。1907年から7年間だけ使用されていたというレアな筆記体ロゴを復刻させたことが最大のポイントで、おそらく見たことがない、知らないという人の方が圧倒的に多いだろう。ゆえに、懐かしさより新鮮に感じる人がいても不思議ではない。

カラーリングは、サファイアブラックとアルミニウムシルバーによる2トーンで、モデルにより主体色が異なる。ブラックまたはゴールドのスプリットラインはハンドペイントであり、レギュラーモデルよりもクラシカルなたたずまいとなっている。

ボンネビルT100 アイコンエディション……140万3000円

ボンネビルT100アイコンエディション。2025年1月以降発売予定。

トライアンフのモダンクラシックファミリーで最もベーシックなボンネビルT100。900ccの水冷並列2気筒エンジンは65psを発揮し、正立式のフロントフォークは高性能なカートリッジ式だ。T100のレギュラーモデルの2トーンカラーは137万4600円なので、アイコンエディションとの差額はわずか2万8400円。ホイールのリムやハブをシルバーからブラック仕上げとするなど、非常にお買い得感のある限定コレクションと言えるだろう。

ボンネビルT120 アイコンエディション……174万7000円

ボンネビルT120アイコンエディション。2024年12月発売予定。

T100の上位モデルで、1200ccの水冷パラツインから80psを発揮するボンネビルT120。T100と異なるのは、こちらのアイコンエディションはサファイアブラックが主体色であり、リムのカラーがシルバーのままという点だ。

スクランブラー900 アイコンエディション……143万3000円

スクランブラー900アイコンエディション。2025年1月以降発売予定。

ボンネビルT100と同系のエンジンに右2本出しのアップマフラーを組み合わせ、フロントに19インチホイールを履くスクランブラー900。そのアイコンエディションは、T100と同様にアルミニウムシルバーを主体色とし、リムはブラックとなっている。

スクランブラー1200X アイコンエディション……193万円

スクランブラー1200Xアイコンエディション。2024年12月発売予定。

90psを発揮する1200ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載し、フロントに21インチホイールを履くスクランブラー1200X。レギュラーモデルもリムはブラックであり、アイコンエディションもそれに倣う。

スクランブラー1200XE アイコンエディション……215万6000円

スクランブラー1200XEアイコンエディション。2024年12月発売予定。

スクランブラー1200Xをベースに足周りを強化し、より悪路走破性を高めたのが“XE”だ。そのアイコンエディションは“X”との差別化が図られている。

ボンネビル ボバー アイコンエディション……196万7000円

ボンネビルボバーアイコンエディション。2024年12月発売予定。

ボンネビルT120と同系のエンジンを、リジッド風のフレームに搭載するボバー。サファイアブラックが主体色となるアイコンエディションは非常にクールな雰囲気だ。

ボンネビル スピードマスター アイコンエディション……196万7000円

ボンネビルスピードマスターアイコンエディション。2025年1月以降発売予定。

ボンネビルボバーのバリエーションモデルがスピードマスター。アイコンエディションはボバーと同額に設定されている。

以上がアイコンエディションの7モデルだ。機種ごとに発売時期が微妙に異なるので、それを確認した上でお近くのトライアンフ正規販売店へ。

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著者プロフィール

大屋雄一 近影

大屋雄一

短大卒業と同時に二輪雑誌業界へ飛び込んで早30年以上。1996年にフリーランス宣言をしたモーターサイクル…