さりげなく高機能! 競技系のアルミ材を多用し高品質なパーツをリリース
レーシーな4MINIカスタムパーツのイメージが強いオーヴァーレーシングプロジェクツ(以下OVER)だけに、ハンターカブ(JA)用パーツが充実しているのは意外(失礼!)。もちろん、従来通りにレーシーなダウンマフラーのラインナップも2種類あるが、今回注目したいのはシンプルな機能美を追求したアップマフラースタイルだ。
ダウンチューブとスイングアームを、純正ホイールと同系統のブラックで統一。引き締まったルックスで、タフネス感がアップする。
装着するシガーパイプアップマフラーは、あえてノスタルジックなシンプルデザインを追求。細身のサイレンサーは車体をスリムに見せ、ステーに共締めするヒートガードが無骨なアウトドア感を高めてくれる。OVERだけに性能の追求はもちろんで、排気効率を重視したエキパイはφ・2からφ・7へ拡大する設計。実用域のトルク向上と、高回転のパワーアップが確実に体感できる。
ハンドルライザー(2万7500円)は、純正比で10mmアップ、または15mmアップ/9mmフォワードの2ポジションが選べる。
6月にリリースされるアルミ製スイングアームは、堅牢なブラックガンコート仕上げ。スライダー付きの黒いアルミダウンチューブと合わせると、ノーマルより引き締まったルックスを獲得できる。アラゴスタとコラボしたリヤショックは、高性能かつ専用カラーで最高の満足感をプロデュース。ハンドル位置が変えられるハンドルライザーやキャリアに追加するグリップ類も、実用パーツながらビレット加工品という上質さに驚きだ。さり気なく最高の品質にこだわりたいユーザーは、OVER製品を選べば間違いはない。
乗り心地も良く、フラットなトルクで快適なライディングが可能。取り回しする際、タンデムグリップが絶妙に使いやすかった。