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悩める50ccカブオーナーよ 88cc化で不満は解消だ!
ラインナップの豊富なカブシリーズだが、エンジン性能はもちろん、30kmという制限速度や二段階右折が嫌で、最初から原付二種モデルを選んでいる人も多いことだろう。しかし、原付からステップアップして上位免許を取得した人や、50ccしか存在しないモデル(今回のリトルカブとかね)を愛する人にとって、今所有している愛車のカブを「どうにか実用的にしたい」と思うのはごくごく自然な流れだ。そんな皆様に、ぜひオススメしたいのがボアアップキットだ。原付二種に登録変更となることで、50cc法規の制約からおさらばできるし、走行距離の伸びた車両ならオーバーホールにもなる。
ハイパーSステージボアアップキット88cc
【適合車種】リトルカブ50(FI)/スーパーカブ50(FI)【税込価格】6万4350円〜
Sステージボアアップキットに、FIコンやエアフィルター、ドライブスプロケット16T、スパークプラグなど、必要バーツすべてを同梱!
パワーバンドの出力特性はケタ違いに向上!キット付属のスポーツカムシャフトにより、高回転の伸びも格段にアップしている。
「たしかに、それもアリだな!」と腹をくくった皆様がまず気になるのは何㏄になるの?って部分だろう。SP武川からは各種ボアアップキットがリリースされており、リトルカブ世代の50㏄FIモデルなら88㏄に、現行スーパーカブやクロスカブは81㏄に排気量アップできる。カブプロなど、一部車種の設定はないので、詳細は要確認だ。
続いて、根本的な疑問として「88㏄くらいで満足できるの?」と思うかもだが、これは乗ってビックリ!
体感する速さは、スーパーカブ110のノーマルより断然パワフルだ。あえてリトルカブのノーマルギヤ比で試乗したが、1速はフロントが浮きそうだし、4速じゃギヤが足りない。キットにスプロケットが同梱される理由がそこにあるのだ。さて、施工にあたって気になるのは「ボアアップキット以外に、色々必要じゃないの?」という点。これは求める性能によりけりで、基本的にはボアアップキットのみで走行は可能だ。ただ、エンジンの信頼性を高めるならオイルポンプとカムチェーンテンショナーは強化品を推奨。クラッチも強化しておけば安心だ。スペックを追求するならマフラーも交換したいが、徐々にステップアップしていくのもいいだろう。実際の作業は、モトチャンプ的に自分でやるのをオススメしたい。カブのエンジンはシンプルなので、愛車のことをよく知るきっかけにもなる。必要工具を揃えて、自分でカスタムすれば、愛着もパワーも2倍確定。ぜひトライしてみよう!
同時装着がおすすめ!
必須ではないけど、同時装着を推奨するのがこれらのパーツ。性能アップはもちろん、実用性や耐久性を考慮して検討してほしい。
最高速も大幅アップ!
P-SHOOTER (キャプトンスタイル)
【適合車種】リトルカブ50(FI)※4車のみ/スーパーカブ50(FI)
【近接排気録音】80dB
【政府認証の有無】政府認証
【税込価格】4万1800円〜
純正マフラーのままでは、排気が追い付かす、ふんずまってしまう状盤にも。高効率なマフラーに交換し、高回転まで気持ち良く回るエンジンにしたい!
タコメーターも内蔵!
DタイプLCDスピード&タコメーター
【適合車種】リトルカブ50/スーパーカブ50
【税込価格】3万4650円~
ボアアップした車両で、60km/hスケールの純正メーターは完全に役不足」タコメーター機能も内蔵するので、キット組み込み後の慣らし運転から便利に活用できるぞ。
リアルタイムに油温を管理!
コンパクトLEDサーモメーターマグネット付きドレンボルト
【適合車種】12V車汎用
【税込価格】1万780円~
油温が上がりすぎると潤滑性能が低下し、エンジンにダメージが及んでしょう。常に油温をモニターすることで高負荷を回避し、焼き付きなどを未然に防止できるのだ。