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本田技研工業(ホンダ)は、新型の大型ロードスポーツモデル「CB750ホーネット」を2025年2月13日に発売した。価格は103万9500円(税込)。
軽量・コンパクトな直列2気筒OHCエンジンを搭載

「CB750ホーネット」は「ワインディングを、都会を、颯爽と駆け抜けるパフォーマンスミドルスポーツ」をコンセプトに開発され、街中での実用性と郊外でのファンライドの両立を目指している。
パワーユニットには、軽量でコンパクトな754cc水冷OHC(ユニカム式)直列2気筒エンジンを搭載。低中回転域での扱いやすさとパルス感、高回転域での力強さと高揚感を高次元でバランスさせた出力特性を実現。スペックは最高出力67kW(91ps)/9500rpm・最大トルク75Nm(7.6kgm)/7250rpmとなっている。さらに、クラッチレバーの操作荷重を軽減し、シフトダウン時の後輪のホッピングを抑制するアシスト&スリッパークラッチを採用している。
車体は、レイアウトの最適化と各部の軽量化を施したリアフレーム一体型のダイヤモンドフレームを採用。フロントにはショーワ製SFF-BP倒立フロントフォーク、リアには路面追従性に優れたプロリンクサスペンションを装備し、市街地、高速道路、ワインディングといったさまざまなシチュエーションに対応している。
スマホコネクト機能も搭載

装備面では、5インチフルカラーTFT液晶メーターを採用。車両とスマートフォンをBluetoothで連携させ、ハンドルスイッチおよび音声入力により音楽再生や通話などの操作を可能とするHonda RoadSyncを搭載している。
また、スロットルバイワイヤシステム(TBW)を採用し、走行状況や好みに合わせてあらかじめ設定された出力特性を選択できるライディングモードを搭載。前輪の浮き上がりと後輪スリップを抑制するHondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)や、車線変更時や右左折終了後に自動的にウインカー作動を停止させるオートキャンセルウインカーなど、充実した装備を備えている。
カラーバリエーションは、美しい輝きを放つ「デジタルシルバーメタリック」と、引き締まったスタイリングを際立たせる「マットバリスティックブラックメタリック」の2色を設定している。
超高性能は兄貴分、弟分は汎用スポーツ

「CB750ホーネット」は、アグレッシブな走りを予感させるパフォーマンススポーツネイキッドスタイルを採用し、低中回転域での扱いやすさと高回転域での力強さを高次元でバランスさせたエンジンを搭載している。OHCとはいえども、低性能では一切なく、かえって部品の簡素化や軽量化に寄与しているといえる。
さらに、スロットルバイワイヤシステム(TBW)を採用し、走行フィーリングを任意に選択可能なライディングモードを搭載しているため操る楽しさは一級品だろう。
スマートフォンとの連携機能も現代的で、音楽再生や通話などの操作が可能となり使い勝手が高くなる。
街中での実用性と郊外でのファンライドの両立を目指し、さまざまなシチュエーションに対応できる車体特性を追求しているといえよう。高性能を求めるなら兄貴分の「CB1000ホーネット」という選択肢がある。「CB750ホーネット」は汎用性と機動性の高さが光るモデルだ。
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