特定原付を使って謎解き。ストリーモが八景島シーパラダイスで実証実験

ストリーモに乗って園内を回遊

ストリーモは、2025年3月15日から3月30日の土日に、横浜・八景島シーパラダイスにおいて、来場者向けの謎解きガイド付きモビリティサービスの実証実験を実施する。 

この実証実験は、Limotが提供するGPS連動型の謎解き音声ガイドを活用し、来場者がストリーモに乗りながら園内を回遊できる仕組みを提供する。ストリーモの中でも最高速度が6km/hのモデルを採用し、ヘルメットや運転免許も不要なため、家族で次世代モビリティを体験しながら謎解きを楽しむことが可能である。 

三輪なので安定性抜群

ストリーモは、自分のペースで移動できる立ち乗り三輪モビリティであり、独自の「バランスアシストシステム」(特許取得済み)を搭載している。これにより、停止時も自立し、極低速から快適な速度まで転びづらく、安定した走行を可能にしている。また、石畳や轍、傾斜でも進路や姿勢を乱されにくく、ユーザーは走行時に容易にバランスを取ることができるため、快適な走行が楽しめる。さらに、低速でもふらつきにくく、足をつくことなく停止できるため、歩行者や他の交通手段とも互いに安心して走行できる。 

今回の実証実験では、株式会社横浜八景島、京浜急行電鉄株式会社の協力により、京急線の往復乗車券、シーサイドライン1日乗車券、アクアリゾーツパス(水族館入館券)・島内クーポン券の引換券がセットになった「横浜・八景島シーパラきっぷ」と本サービスとの連動キャンペーンを実施する。「横浜・八景島シーパラきっぷ」を持参した来場者は、本サービスの利用料金が500円引きとなる。 

実証は3月15日開始

実証実験の開催日時は、3月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)の10:00~17:00(最終受付16:00)である。ただし、3月15日(土)のみ12時開始となる。天候によっては中止となる場合があるため、事前の確認が必要である。走行エリアは、横浜・八景島シーパラダイス内護岸エリアで、受付場所は客船ターミナル前(パラダイスクルーズ乗り場前)となっている。料金設定は、15分500円、30分700円、45分1000円、60分1200円である。事前予約は、専用の予約受付フォームから行うことができる。 

Limotは、「移動の目的と手段を提供し地域の楽しさを発掘する」をコンセプトに、モビリティとガイドシステムを組み合わせたモビリティプラットフォームを提供している。小学生から乗車可能な立ち乗り型のスマートモビリティに、GPS連動型の4カ国語ガイドアプリを搭載し、人の手を介さず「人力車」のような楽しく安全な移動体験を提供している。 

ストリーモは、「自分のペースで移動できる立ち乗り三輪電動モビリティ」の『Striemo(ストリーモ)』を提供している。高齢化、過疎化地域をはじめとする移動課題を解決し、「世界中の人の移動と暮らしを豊かにすること」をミッションとしている。「安心感」を第一にした設計および、人々を誰より理解し、世界最高峰の移動体験を提供できる独自の特許技術であるバランスアシストシステムにより、極低速でも転びづらい走行を実現している。2023年よりデリバリーが始まり、個人利用だけでなく、レンタル、アミューズメントパーク、物流倉庫などでの事業用利用も開始している。 

今回の実証実験を通じて得た知見を基に、2025年内の本格的なサービス実装を目指している。ストリーモとLimotは、次世代モビリティとエンターテインメントを融合させた新しい体験を提供し、来場者の利便性と満足度の向上に寄与することを目指している。横浜・八景島シーパラダイスの魅力をさらに引き出す取り組みとして、今後の展開が期待される。 

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