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ホンダ VFR400R(NC30) BITO R&Dコンプリート




ホンダ VFR400Rは1986年モデルから1992年モデルまで生産された、水冷4ストロークV型4気筒DOHC 4バルブ399ccエンジン搭載モデル。400ccモデルのメーカー自主規制MAX59馬力を誇った同車は、自動二輪中型免許(通称ちゅうめん/現在の普通自動二輪免許)ユーザーをターゲットにした、フルカウル装備の本格派レーサーレプリカだ。
写真は3代目となる「NC30」をベースに、1987年8月に発売されたVFR750R(RC30)と同様のカラーリングでドレスアップしたコンプリートマシン。
エンジンはノーマルをフルオーバーホール。消耗部品を交換し、可動部のバランスを調整するなど新車時の水準に復活。キャブレター、エアファンネル、マフラーの変更により、スムーズな吸排気を実現。
前後ホイールはJB-POWERのマグネシウム鍛造ホイール「MAGTAN」を導入。マグネシウムの鍛造という製法で生み出されたこのホイールは、超軽量かつ超高剛性を実現。精密かつ高度な削り出し技術により、優美なデザイン、適切なサイズ感、形状面での自由度を高めている。
BITO R&Dが1995年より研究・開発し、1999年製品化に成功した「MAGTAN」は、アルミニウムよりもさらに軽い対アルミ比67%、約3分の2の軽さを実現。高強度を誇るマグネシウムの塊を、8000tプレスという巨大な油圧プレス機で温間鍛造。リム部はスピニングにより温間圧延鍛造した後、高性能NC工作機を駆使して総削り出しによって仕上げるなど、最先端技術の枠を結集して製造されているのがポイント。
写真のコンプリートマシンは、フロントホイールをノーマルと同寸の17インチ。リアホイールをノーマルの18インチから17インチに小径化。フロントタイヤは120/60-17から120/70-17、リアタイヤは150/60-18から170/60-17に変更。フロントブレーキ周りはすべてJP-POWERで強化済み。
主要スペック
エンジン:ノーマル
マフラー:JB-POWER
キャブレター:JB-POWER/KEIHIN
エアファンネル:JB-POWER
ドライブスプロケット:サンスター
ドライブチェーン:D.I.D
フロントブレーキディスク:JB-POWER
フロントブレーキキャリパー:JB-POWER
フロントブレーキキャリパーブラケット:JB-POWER
フロントブレーキマスター:APレーシング
フロントフォークブリッジ:JB-POWER
ライディングステップ:JB-POWER
チェーンスライダー:JB-POWER
ブレーキホース:グッドリッヂ
ホイール:JB-POWER
リアショック:ナイトロン
タイヤ:ダンロップ
フロントアクスルシャフト:JB-POWER
リアスプロケット:サンスター





