前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年5月19日〜20日に発表されたニュースを紹介する。
bimota KB998 Rimini…693万円

カワサキモータースジャパンは、イタリアの高級ハンドメイドモーターサイクルブランド「bimota」の新型モデル「KB998 Rimini」を2025年9月1日に日本国内で発売する。このモデルは、bimotaの工房があるイタリアの都市「リミニ」の名を冠し、同社の情熱とクラフトマンシップの結晶として位置づけられている。
「KB998 Rimini」は、スーパーバイク世界選手権で7度のチャンピオンを獲得したKawasaki Ninja ZX-10RRのエンジンを搭載し、KCMF(カワサキコーナリングマネージメントファンクション)、S-KTRC(スポーツカワサキトラクションコントロールシステム)、KQS(カワサキクイックシフター)などの先進的な電子制御システムを備えている。これにより、ストリートユースでも高い機能性と快適性を実現している。
シャーシは、クロムモリブデン製のメインフレームとビレットアルミニウム合金プレートを融合させた独自の設計を採用。サスペンションにはShowa製ø43mmBFFフロントフォークと、垂直に配置されたBFRC liteリヤショックを装備し、理想的な路面追従性を追求している。
また、カーボンファイバー製フェアリングには、近年のレーストレンドであるダウンフォースを得るためのウイングレットを装備。専用のECUが車両速度とブレーキ作動を監視し、ケーブルとサーボモーターを介してウイングレットを自動的に調整。ブレーキングやコーナー進入、中間コーナーで最適なダウンフォースを発揮し、ホイールリフト抑制などの効果をもたらす。
「KB998 Rimini」は、2025年2月24日までに125台を製造し、さらに同年12月31日までに125台を追加で製造予定。FIM(国際モーターサイクリズム連盟)の規定に準拠するため、2026年にはさらに合計500台が生産される予定となっている。価格は693万円(税込)で、全国のbimota正規取扱店にて販売される。
bimotaは、1972年の創業以来、イタリア中部の海沿いの街リミニを拠点とし、コンセプトからデザイン、設計、テスト、組み上げまでをイタリアの職人たちによってワンストップで行っている。細部への作り込み、厳選した素材やパーツの使用、全モデルを手組みで仕上げることにこだわる少量生産のスタイルを貫いており、「走るイタリアの至宝」と称されている。



























スズキ、最新オフロードモデル展示イベントを全国3会場で開催へ

スズキは、2025年の新型オフロードモデル「DR-Z4S」とスーパーモト仕様の「DR-Z4SM」を体感できるイベント「スズキ モーターサイクルコレクション2025」を開催する。日程は岡山が6月21日・22日、福岡が7月5日・6日、神奈川が7月19日・20日で、いずれも10時から17時まで。展示されるのは昨年ミラノショーで発表された海外仕様モデルで、国内導入への期待も高まる。来場者は実車に触れ、跨ることも可能で、スズキの新たなデュアルパーパス戦略を間近で感じられる貴重な機会となる。イベントの詳細や最新情報は特設サイトで確認できる。







走行中の“音・映像・軌跡”をまるごと記録できるアプリ「Sound One Recorder Ver.4」公開

Sound Oneは、スマートフォン1台で走行中の音・映像・走行軌跡を同時に記録できるiOSアプリ「Sound One Recorder Ver.4」を2025年5月にリリースした。本アプリは、試作車評価や異音調査、UX改善など、モビリティ分野における「音」の評価・解析に特化しており、現場での違和感をデータとして記録・共有することが可能。GPSによる走行軌跡の記録や、映像とFFT波形・時間波形の同期表示、非圧縮音声(LPCM)での高音質録音、クラウド連携によるデータ共有・解析など、多彩な機能を搭載している。アプリはApp Storeから無料でダウンロードでき、トライアルプランに登録することで60日間すべての機能を試用可能。自動車・二輪メーカーのNVH・UX評価担当者や、部品メーカーの実験部門、品質保証部門など、音を扱うすべての現場で活用が期待されている。


鈴鹿サーキットに登場、500個限定のHondaウイングマーク折り畳みスツール

フェイスが展開するノリモノ雑貨ブランド「CAMSHOP.JP」より、本田技研工業公認の「Hondaウイングマーク折り畳みスツール」が500個限定で登場。鈴鹿サーキット内の公式ショップ「ガレージR」にて販売される。このスツールは、クッション素材の座面を採用し、軽量かつコンパクトに折りたためる設計で、イベント会場やアウトドア、車内での使用に最適。高さ調整機能も備え、長時間の使用でも快適さを保つ。本製品は、Hondaの正式ライセンスを取得した公認アイテムであり、鈴鹿サーキットを訪れるファンにとって見逃せない逸品となっている。






MUZIK TIGERデザインのレディースジェットヘルメット、Baico限定で6月発売

はとやが運営する女性ライダー向けECサイト「Baico」は、韓国発の人気キャラクター「MUZIK TIGER」とコラボレーションしたレディースジェットヘルメットを2025年6月に発売する。このヘルメットは、リード工業のレディースジェットヘルメット「NOVIA」をベースに、キャラクター「トフィー」とその仲間たちが背面にデザインされており、街中での注目を集めること間違いなし。帽体はレディースフリーサイズ(頭囲55~57cm未満)で、内装はベージュカラーを採用し、ファンデーションの付着が目立ちにくい仕様となっている。また、内装は脱着・洗濯可能で清潔を保てるほか、紫外線を約90%カットするシールドを標準装備。価格は税込14,300円で、Baicoの公式オンラインショップにて予約受付中。女性ライダーのバイクライフをよりおしゃれに楽しく彩るアイテムとして注目されている。






BELLEMOND、IPX6防水のスタイリッシュなドライバッグを発売

Fun Standardが展開するブランド「BELLEMOND」は、IPX6相当の防水性能を備えたドライバッグを新たに発売した。素材には耐久性に優れた500D PVCを採用し、縫い目のない高周波溶着により底面を強化。リフレクターキーホルダーも付属し、夜間の安全性にも配慮されている。デザインはシンプルで洗練されたアメリカンヴィンテージ風のロゴを採用し、アウトドアやバイク、マリンスポーツ、日常の雨対策など多彩なシーンで活躍する。容量は2L、5L、10L、20Lの4サイズ、カラーはナイトブラック、スカイブルー、アーミーグリーン、ハニーイエロー、マンダリンオレンジ、フレッシュグリーンの6色展開。公式オンラインショップおよび主要ECサイトにて販売中。










バイク専門レッカー「RESCUE-1」、東東京・千葉エリアでサービス開始

RESCUE-1は、2025年5月24日より、バイク専門のレッカーサービスを東東京および千葉エリアで開始する。大阪を拠点に展開してきた同社は、関東地域からの要望に応える形でサービスエリアを拡大。新たに導入されるレッカー車両は、ハンドルロックや前輪ロックなどバイク特有の不動状態にも対応可能で、狭小な住宅街やクレーン車が使えない場所でも迅速な対応が可能。24時間体制でメカニックが現場に急行し、事故や故障による搬送や復旧サービスを提供する。今後もサービスエリアの拡大を計画しており、バイクレッカーサービスの透明性と利便性を高めることを目指している。
ENNE、最強登坂性能の特定小型原付「T600GR」を12万円台から先行販売開始

ENNEは、特定小型原付「ENNE T600GR」の先行販売を5月19日12時より開始した。定価32万円の同モデルを、数量限定で最大60%オフの12万8千円から提供する。T600GRは、600W高出力モーターと特別仕様のコントローラーを搭載し、従来モデルのT350Proと比較して登坂性能が大幅に向上。体重85kgのスタッフが勾配20%の坂を19km/hで登坂できる実力を持つ。また、独自のペダル発電機構により、航続距離を最大140kmまで延ばすことが可能。この発電機構は特許取得済みで、バッテリー切れのリスクを軽減する。さらに、USB充電対応メーターや前かご無料プレゼントキャンペーンなど、日常使用における利便性も高められている。試乗会は5月31日まで毎日開催され、同社公式WEBサイトで予約を受け付けている。
ENNE、特定小型原付「T600GR」に新色3種を追加 質感・発色が大幅進化
ENNEは、特定小型原付「ENNE T600GR」のカラーバリエーションを刷新し、新たに「ワーロック(黒)」「スノーホワイト(白)」「デスティニー(ブルー)」の3色を追加した。これらの新色は5層塗装による高級仕様で、質感と発色が従来モデルから大幅に進化。T600GRは、600W高出力モーターと特別仕様のコントローラーを搭載し、従来モデルのT350Proと比較して登坂性能が大幅に向上。体重85kgのスタッフが勾配20%の坂を19km/hで登坂できる実力を持つ。また、独自のペダル発電機構により、航続距離を最大140kmまで延ばすことが可能。この発電機構は特許取得済みで、バッテリー切れのリスクを軽減する。さらに、USB充電対応メーターや前かご無料プレゼントキャンペーンなど、日常使用における利便性も高められている。販売価格は定価32万円のところ、数量限定で最大60%オフの12万8000円から提供。詳細は公式WEBサイトで確認できる。
ENNE、特定小型原付「T600GR」正式販売開始 最大22万円の下取りキャンペーン実施

ENNEは、特定小型原付「T600GR」の正式販売を開始した。同モデルは、600W高出力モーターと特別仕様のコントローラーを搭載し、従来モデルのT350Proと比較して登坂性能が大幅に向上。体重85kgのスタッフが勾配20%の坂を19km/hで登坂できる実力を持つ。また、独自のペダル発電機構により、航続距離を最大140kmまで延ばすことが可能。この発電機構は特許取得済みで、バッテリー切れのリスクを軽減する。さらに、USB充電対応メーターや前かご無料プレゼントキャンペーンなど、日常使用における利便性も高められている。販売価格は定価32万円のところ、数量限定で最大60%オフの12万8000円から提供。また、既存ユーザー向けに最大22万円の下取りキャンペーンも実施中。詳細は公式WEBサイトで確認できる。



ブレイズ、電動モビリティ試乗体験会を名古屋本社で開催へ

ブレイズは、2025年5月31日と6月1日の2日間、名古屋市中村区の本社にて電動モビリティの試乗体験会と展示車両の即売会を開催する。試乗可能な車両は、特定小型原動機付自転車に分類される「スマートEV 特定原付モデル」や「キックボードEV ライトモデル」など、免許不要で16歳以上が対象のモデルから、普通自動車免許で運転可能な「EVトライク」や「ネクストクルーザーEV」まで多岐にわたる。また、折りたたみ可能な「スマートEV」や、立ち乗り・座り乗りの2WAY対応「EVスクーター」、屋根付きの「EVデリバリー」など、用途に応じた多彩なモデルが用意されている。試乗体験には運転免許証、動きやすい服装、靴、手袋(軍手可)が必要で、ヘルメットはブレイズが用意する。予約は推奨されているが、当日の飛び込み参加も可能。イベントでは、試乗体験だけでなく、展示車両の特別価格即売会や参加者限定の特典も用意されており、電動モビリティの魅力を体感できる絶好の機会となっている。









MAXWIN、楽天お買い物マラソンでバイク用スマートモニターなど夏物アイテムを特価販売

昌騰は、楽天市場の「お買い物マラソン」に合わせて、MAXWINブランドの最新バイク用スマートモニターや夏物アイテムを特別価格で販売するセールを開催する。セール期間は2025年5月23日20時から5月27日1時59分までで、期間中はポイント最大47倍の特典も付与される。注目商品には、6.1インチディスプレイオーディオを搭載したバイク用スマートモトミラー「M2シリーズ」があり、ワイヤレス接続でスマートフォンのナビアプリや音楽をディスプレイ上で使用できるほか、リアカメラによる後方映像の表示も可能。また、ヘッドレストに取り付ける伸縮アーム式ツイン扇風機「K-FAN12」や、涼風を送るメッシュ素材のシート「K-SHE12」など、夏のドライブを快適にするアイテムもラインアップされている。さらに、フロント・リアカメラともに高フレームレートで滑らかな映像を記録するドライブレコーダー「MDR-C014」や、後方特化型の60fpsデジタルルームミラー「MR-C001」など、安全性を高める製品も特別価格で提供される。これらの商品は、楽天市場内の昌騰有限会社のショップページで購入可能。

マッチョとバイクが融合、地域活性化の新たな試み「バイク屋のマッチョ」素材公開

スマイルアカデミーが運営するマッチョフリー素材サイト「マッスルプラス」が、東京都文京区白山のバイクショップ「SCS」とコラボレーションし、新たなフリー素材「バイク屋のマッチョ」を公開した。この素材は、バイクショップ内でマッチョがバイクにプロテインを注入するなど、ユーモラスなシーンを63枚収録。地域の魅力を筋肉で発信する「筋肉で地方創生」プロジェクトの一環であり、過去には温泉地や茶畑、タオル産業などとのコラボも実施されている。今回の素材は、地域の店舗とマッチョを組み合わせることで、新たな視点からの地域PRを目指している。素材はマッスルプラスの公式サイトで無料でダウンロード可能。筋肉とバイクの異色の組み合わせが、地域活性化の新たな可能性を示している。



バイク駐車スペースに関する調査、2台以上所有者の3割が不満を抱える

エリアリンクは、50cc超のバイクを保有または保有予定の男女300名を対象に、バイクの駐車スペースに関する調査を実施した。調査の結果、駐車スペースに「満足していない」「あまり満足していない」と回答した人は全体の約2割に上った。特に2台以上のバイクを所有する人では、その割合が約3割に達し、収納スペースの広さや自宅からのアクセスに不満を感じていることが明らかとなった。また、バイク利用者が駐車スペースに求める要素として、「収納スペースの広さ」「自宅からの距離・アクセス」「屋根の有無や防犯性」が上位に挙げられた。これらの結果を受け、同社はバイク専用トランクルーム「ハローバイクシリーズ」を展開し、利用者の多様なニーズに応えるサービスを提供している。今後も全国での出店を進め、より便利で安全なバイク収納環境の整備を目指す。




豊洲市場でEVデリバリーが活躍、ブレイズの三輪電動スクーター導入

ブレイズが展開する三輪電動スクーター「EVデリバリー」が、東京都江東区の豊洲市場内に拠点を置く仲卸業者「有限会社 山茂」に正式導入された。排ガスゼロで静音性に優れたこの車両は、狭小な市場内の通路や近隣施設への迅速な配達業務に最適と評価されている。屋根付きの三輪構造により安定性が高く、スイング機構と横揺れ防止サスペンションを備え、荷物の安全な運搬を実現。家庭用100Vコンセントで充電可能なため、特別な設備工事も不要。車検や車庫登録も不要で、低コストでの運用が可能となっている。ブレイズは今後も市場や商店街、配達業などの現場に適したEVモビリティの導入を積極的に支援し、業務効率と環境配慮の両立を目指す企業をサポートしていく方針だ。





カワサキ、国内初の認定中古車専門店「カワサキ プラザCPOM東京南」をオープン

カワサキモータースジャパンは、2025年5月2日、東京都大田区に国内初となるカワサキ プラザ認定中古車専門店「カワサキ プラザCPOM東京南」を開設した。「CPOM」は「Certified Pre-Owned Motorcycle」の略で、厳格な基準を満たしたカワサキの認定中古車を提供する新たな店舗形態となる。同店舗では、公正取引協議会認定の二輪品質評価者による106項目に及ぶ点検を実施し、法定12ヶ月点検やエンジンオイル、オイルフィルターの交換を行った上で納車される。さらに、1年間のロードサービス(引き上げ距離無制限)と保証(購入後の走行距離10,000kmまで、全国のカワサキ プラザで対応)が無料で付帯される。ショールームでは、プロフェッショナルが厳選した認定中古車を多数展示し、ゆったりとした空間で車両を確認できる。また、カワサキ プラザレンタルの利用も可能で、大型モデルを含む最新車両の試乗体験が提供される。テクニカルセンターでは、専門のテクニシャンが先進のデジタルツールを用いて、顧客一人ひとりの安全・安心なモーターサイクルライフをサポートする。「カワサキ プラザCPOM東京南」は、東急多摩川線「矢口渡駅」から徒歩4分の環状8号線沿いに位置し、アクセスも良好。カワサキは今後も、全国でのCPOM店舗の展開を視野に入れ、認定中古車市場の拡大と顧客満足度の向上を図っていく。


ホンダ、インド第四工場に新生産ラインを新設し世界最大の二輪車組立工場へ

ホンダのインド現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(HMSI)は、グジャラート州アーメダバード地区ヴィッタルプールに位置する第四工場に、年間生産能力65万台の新たな生産ラインを新設する計画を発表した。この第四ラインは2027年の稼働を予定しており、約92億ルピー(約161億円)を投資して建設される。これにより、第四工場全体の年間生産能力は261万台となり、ホンダにおける世界最大の二輪完成車組立工場となる見込みだ。HMSIは現在、インド国内に4つの生産工場を保有し、年間生産能力の合計は614万台に達している。今回の新ラインの導入により、HMSI全体の年間生産能力は2027年までに約700万台に増加する見込みであり、インド市場におけるホンダのプレゼンスをさらに強化することが期待されている。第四工場は2016年2月に年間生産能力60万台で稼働を開始し、同年6月には第二ラインの稼働により生産能力を120万台に拡大。さらに2024年1月には第三ラインも稼働し、現在は年間196万台の生産能力を有している。今回の第四ラインの新設により、1800人の新規雇用が創出される予定であり、地域経済への貢献も期待されている。HMSIの社長である大谷包氏は、「Hondaは、この世界最大の二輪市場において長きにわたり、お客様の喜びの拡大を目指して投資を続け、生産能力の拡大をしてまいりました。25年目を迎える今年、皆様のご支援の下、HMSIは累計生産7000万台の節目を迎えることができました。今回の第四工場における追加投資により、Hondaにご期待・ご信頼をいただいている世界中のお客様へ、魅力ある商品とサービスをお届けし、インド二輪事業のさらなる盤石化を進めていきます」と述べている。今回の投資と生産能力の拡大は、インド市場におけるホンダの競争力をさらに高めるとともに、グローバルな二輪車市場におけるリーダーシップを強化する重要な一歩となる。また、環境に配慮した生産体制の構築や、電動二輪車の生産拡大にもつながる可能性があり、持続可能なモビリティ社会の実現に向けた取り組みとしても注目される。



ホンダ、二輪車の世界生産累計5億台を達成

ホンダは2025年5月初旬、二輪車の世界累計生産台数が5億台に達したと発表した。1949年の「ドリーム D型」量産開始から76年目での快挙となる。この節目を記念し、インド・グジャラート州のホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(HMSI)第四工場で記念式典が開催された。ホンダは「需要のあるところで生産する」という理念のもと、1963年にベルギーで初の海外生産を開始。現在では23の国と地域、37の生産拠点で年間2000万台以上を生産し、3万店以上の販売網を通じて世界中の顧客に製品とサービスを提供している。1997年に累計1億台を達成して以来、2008年に2億台、2014年に3億台、2019年に4億台と着実に記録を更新。コロナ禍による一時的な減産を経て、需要は回復し、2024年には電動二輪車のグローバル展開も本格化した。本田技研工業の三部敏宏社長は、「二輪はホンダの祖業であり、現在も重要な基幹事業。5億台達成はお客様や関係者の信頼の証」とコメント。今後も「自由な移動の喜び」を提供し、電動化やカーボンニュートラルへの取り組みを強化していく方針だ。



