今やツアラーの代表的存在になっているのが冒険心を駆り立てられるアドベンチャー系のモデル。タイガーと言うネーミングは1936年に登場した単気筒モデルが初代だが、同社お得意の3気筒エンジンを搭載する現モデルは2010年に初代、2代目が2017年に登場後早くも2018年に大幅刷新されて話題を呼んだ800がベース。今回の試乗車は、軽量化も含めて大胆なパフォーマンスアップを図り900として追加投入された最新の主力モデルである。
REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●徳永 茂(TOKUNAGA Shigeru)
取材協力●トライアンフ モーターサイクル ジャパン
※2020年7月23日に掲載した記事を再編集したものです。
価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。
ディテール解説
主要諸元
エンジン形式:水冷並列3気筒DOHC12バルブ
排気量:888cc
ボア・ストローク:78×61.9mm
圧縮比:11.27:1
最高出力:95.2PS(70kW)/8,750rpm
最大トルク:87Nm/7,250rpm
吸気システム:マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射
エグゾーストシステム:ステンレス製3 into 1ヘッダーシステム、サイドマウントステンレス製サイレンサー
駆動方式:Oリングチェーン
クラッチ:湿式多板
トランスミッション:6速
一次減速比:1,652(76/46)
二次減速比:3.125(50/16)
ギヤ比
1速:2,615(34/13)
2速:1,857(39/21)
3速:1,500(36/24)
4速:1,286(27/21)
5速:1,107(31/28)
6速:0,967(29/30)
フレーム:チューブラースチールフレーム、サブフレームにボルト付け
スイングアーム:両持ち式、鋳造アルミニウム合金
ホイール(前/後):キャストアロイ、19x2.5インチ/17x4.25インチ
タイヤ(前/後):100/90-19 /150/70R17
サスペンション(前/後):
Marzocchi製φ45mm倒立フォーク、リバウンド&コンプレッション手動調整機能/ Marzocchi製リアサスペンションユニット、プリロード&リバウンド手動調整機能
トラベル量(前/後):180 mm(低車高バージョンは140mm)/170 mm(低車高バージョンは151mm)
ブレーキ(前/後):
φ320mmツインフローティングディスク、Brembo製Stylema 4ピストンモノブロックキャリパー。
ラジアルフロントマスターシリンダー、マルチモードABS、コーナリングABS/ φ255mmシングルディスク、
Brembo製シングルピストンスライディングキャリパー、マルチモードABS、コーナリングABS
全幅:930mm
全高:1,410~1,460mm (除くミラー)
シート高:810〜830mm
ホイールベース:1,556mm
キャスター:24.6 º
トレール:104mm
車両重量(乾燥):222kg (198kg)
燃料タンク容量:20L
試乗後の一言!
キーワードで検索する