目次
ディテール解説
デイタイムランニングライトも含めてデザインされたLED式ヘッドランプ。オプション装備(プレミアム・ラインには標準装備)のヘッドライトProには最新のアダプティブタイプが採用される。
倒立式のフロントフォークはφ43mmのマルゾッキ製。フローティングマウントされたダブルディスクブレーキは、φ320mmのブレンボ製ローターに対向4ピストンの油圧キャリパーがラジアルマウントされている。
SportカテゴリーにあるスーパーバイクのS 1000 RRと基本的に同じ直(並)列4気筒エンジンを搭載。圧縮比は低く、ピークパワーがセーブされたが、それよりも大きな最大トルクを発揮する。
4本のエキゾーストパイプはクランクケース下部で集合した後、スイングアーム・ピボット下部のチャンバーを経て、右出し1本のAKRAPOVICのチタン製スポーツマフラーに導かれる。
ホールトラベルで117mmを稼ぎ出す、モノショックを中央配置したリヤサスペンション。アルミニウム製のダブルスイングアーム式。スプリングプリロード及び、伸び圧双方のダンピング調節ができる。
M鍛造ホイールには200/55扁平17インチサイズのダンロップ製SPORTSMARTを履く。リジッドマウントされたシングルローターはφ220mm。油圧キャリパーはシングルピストンのピンスライド式だ。
少し手前に絞られた一文字のパイプバーハンドルはテーパータイプ。メーターディスプレイは前方の低い位置にマウントされている。
写真はMパッケージに装備される上級タイプのメーターユニット。6.5インチサイズのTFTフルカラーディスプレイを搭載。表示デザインは3タイプから選択できる。冷機時、直ぐにエンジンを回し過ぎない様、レッドゾーンは低く表示されている。
シートクッションが前後で完全にセパレートされた段付きのダブルシート。リヤシートはキーロックを解錠すると脱着できる。中央に見える、上ヒンジ式の青いロックキャップを開き、車両キーを使用する。フロントのMスポーツシートはボルト固定式。
スッキリとシャープなフィニッシュを魅せるテールビュー。LED式のテール&ストップランプは、クリアレンズを持つ左右ウインカーの中に組み込まれている。
主要諸元
エンジンタイプ:油冷/水冷4ストローク並列4気筒 動弁型式:DOHC 1気筒あたり4バルブ ボア x ストローク(mm):80×49.7 排気量(cc):999 最高出力(kW/rpm):121(165PS)/ 11,000 最大トルク(Nm/rpm):114 / 9,250 圧縮比:12.5 : 1 点火 / 噴射制御:電子制御エンジンマネージメントシステム エミッション制御:三元触媒コンバータ、排ガス基準EURO5をクリア 最高速度(km/h):200 以上 燃料消費率(km/L)WMTCモード値:16.12(1名乗車時) 燃料タンク容量(L):16.5(リザーブ容量約4L) 燃料種類:無鉛プレミアムガソリン エンジンオイル容量(L):約4.0 オルタネーター(W):450 バッテリー:12V / 8Ah(メンテナンスフリー) クラッチ:湿式多板(アンチホッピング、自己倍力機能付き) ミッション:常時噛み合い式6速リターン 駆動方式:チェーン式 1次減速比 / 2次減速比:1.652(76/46)/ 2.647(17/45) ギヤ比: 1速:2.647(45/17) 2速:2.091(46/22) 3速:1.727(38/22) 4速:1.476(31/21) 5速:1.304(30/23) 6速:1.167(28/24) フレーム:アルミニウム製ブリッジタイプ サスペンション(前 / 後):倒立式テレスコピック / アルミニウム製ダブルスイングアーム サスペンションストローク(前 / 後mm):120 / 117 全長(mm):2,075 全幅(mm):815 全高(mm):1,050 軸距(mm):1,450 シート高(mm):830 車両重量(kg):199(Mパッケージ:194 / 燃料満タン国内届け出値:204kg) トレール(mm):96 キャスター:24.2° ホイール:アルミキャスト リム(前 / 後):3.50-17 / 6.00-17 タイヤ(前 / 後):120/70 ZR-17 / 190(200)/55 ZR-17 ブレーキ(前 / 後):φ320mmダブルディスク / φ220mmシングルディスク ABS:パーシャリーインテグラルブレーキ
試乗後の一言!
動力性能、価格、サイズ感も、真っ向ライバルはヤマハのMT-10!