125ccには豪華すぎる足まわり。125ccだから本気のモタードを楽しめる|SWM・SM125R FACTORY

テスターの後藤は、90年代からモタードを追いかけて世界中のメーカーやモタードマシンを取材してきた。世界選手権のワークスマシン試乗会にも参加したことがある。
本物のモタードマシンをたくさん見てきたわけだが、そんな目で見てもSWN SM125R Factoryのデザインや各部の作り込みは素晴らしいと思った。

REPORT●後藤 武(GOTO Takeshi)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
問い合わせ●SWM(https://www.swm-motorcycles.jp)
取材協力●BEAR SETAGAYA

※2020年4月19日に掲載した記事を再編集したものです。
価格や諸元、カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

ディテール解説

SWM・SM125R FACTORY
キャストホイールは2.75×17.タイヤサイズは110/70-17.ブレーキはφ300mmのディスクと片押し2ポットの組み合わせだが制動力は高くタッチは鋭い。十分すぎるくらいのストッピングパワーだ。
SWM・SM125R FACTORY
倒立のフロントフォークは剛性も高く、動くもスムーズ。インナーチューブ径はφ41mm。
SWM・SM125R FACTORY
エンジンは水冷DOHC4バルブでインジェクションを組み合わせる。ボア×ストロークは58.0mm×47.2mm。パワーは11kw/10,500rpm。トルクは11Nm/8,500rpm。高回転型でありながら低中速トルクもある。
SWM・SM125R FACTORY
ARROWのサイレンサーを純正装備。パワーに貢献することはもちろんだが、高回転では素晴らしい排気音を奏でる。
SWM・SM125R FACTORY
リアショックは倒立でマウント。非常にスムースな動きでダンピングも十分。
SWM・SM125R FACTORY
アルミ角パイプのスイングアーム。リアブレーキはφ220mmのディスクに片押し1ポットを使用。コントロールしやすい。
SWM・SM125R FACTORY
精悍な顔つきのフロントマスク。LEDのウインカーも小型でシャーブナデザイン。
SWM・SM125R FACTORY
ハンドルは低めのオフロードバー。ブラックペイントされて精悍なイメージ。バーパットにもSWMのロゴが入る。
SWM・SM125R FACTORY
左スイッチはディマー、ウインカー、ホーンボタンを配置。
SWM・SM125R FACTORY
右スイッチはスターターとキルスイッチのみ。
SWM・SM125R FACTORY
ナックルガードは手に当たる風を遮ってくれる。Factoryのグラフィックが誇らしげだ。
SWM・SM125R FACTORY
跳ね上がったリアフェンダー。テールランプもフェンダーエンドのデザインに合わせた形になっている。
SWM・SM125R FACTORY
シンプルなデザインのデジタルメーター。小型軽量の為、ハンドリングに悪影響を与えることがない。
SWM・SM125R FACTORY
オフロードの走行を考えて作られたシート。断面が丸くて接地面が少なくスポンジも硬いので長く乗っているとお尻が痛くなることも。
SWM・SM125R FACTORY
シートはワンタッチで取り外しが可能。バッテリーのメンテナンスをおこなうことができる。収納スペースはない。

主要諸元

■エンジン
エンジン形式 水冷DOHC4バルブ単気筒
総排気量 124.7cc
ボア×ストローク 58.0mm×47.2mm
最高出力 11kw/10,500rpm
最大トルク 11Nm/8,500rpm
圧縮比 12.8:1
始動方式 エレクトリックスターター
燃料供給方式 フューエルインジェクション
クラッチ 湿式多板
ギア 6速
燃料タンク容量 7.2L

■寸法
全長×全幅×全高 2,106mm×820mm×1,165mm
ホイールベース 1,500mm
最低地上高 275mm
シート高 914mm
乾燥重量 120kg

■車体 フレーム ダブルクレードル
フロントサスペンション テレスコピックフロントフォーク [41mm]
リアサスペンション モノクロス

■ブレーキ
フロントブレーキ 油圧シングルディスク [300mm]
リアブレーキ 油圧シングルディスク [220mm]

■タイヤ
前後リム 前:2.75×17、後:4.00×17
前後タイヤ 前:110/70-17、後:140/ 70-17

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