【東京・奥多摩ツーリング/第二十七回 アイムホーム】村上菜つみのバイクでカフェめぐり

「ただいまー」と帰りたくなる癒やしのカフェでした。【東京・奥多摩ツーリング/第二十七回 青梅 アイムホーム】

豊かな自然に恵まれた奥多摩の玄関口・青梅市。かつて宿場町として栄えた青梅街道周辺の古き良き街並みや、多摩川や御岳山の自然豊かな景観など、見どころが点在するエリアです。今回は吉野街道沿いに佇む雑貨とカフェのお店、アイムホームを訪れました。

REPORT●村上 菜つみ(MURAKAMI Natsumi)
PHOTO●高橋 克也(TAKAHASHI Katsuya)

多摩川を挟んだ青梅街道の対岸を通る吉野街道。民家が多く建ち並ぶ静かな街道沿いに建っているのが、今回訪れるカフェ「アイムホーム」です。英語で「ただいま」を意味する「アイムホーム」という店名の通り、友だちの家に来たような落ち着く空間が魅力のお店でした。

ランチだけでなく、コーヒーやデザートも提供されています。

2002年にオープンしたアイムホーム。元々雑貨店で働いていた奥さまの発案で雑貨店を営む予定でしたが、まわりに飲食店が少ないことからカフェ兼雑貨店として開店しました。建物は中古物件をリノベーションして使っており、2階は住居スペースなのだそう。

明るすぎない店内は、家に帰ったように落ち着く空間です。

元は住宅だったという店内は、広すぎず狭すぎず、全体を見渡せるほどの広さ。三面が窓になっているサンルームには、お庭の植物越しに優しい光が降り注いでいます。また、壁や棚には絵画や小物が飾られており、料理を待ちながらまわりを眺めても飽きが来ません。

植物越しに自然の光が降り注ぐサンルーム席もあります。
天気が良い日は、入口横のテラス席も気持ちがよさそう。
夜はお酒も提供するバルとして営業しています。
アイムホームプレート(1,150円)。「和」と「洋」の2種類があります。
お野菜たっぷりで彩り豊かなプレートは、見た目以上にボリューム満点です。
ほろ苦いデミグラスソースのかかったデミハンバーグオムライス(1,050円)。
ふと横を見ると、たくさんの雑貨が売られていました。

旦那さまがメニューを開発し、奥さまが調理を担当されているというお料理。メニューを見ると多彩なバリエーションが用意されており、どれを頼むか悩んでしまいます。定番は、和・洋の2種類から選べる「アイムホームプレート」。パンとライスは好きな方を選べます。

オーブンで焼き上げられたドイツ風パンケーキ「ダッチ・ベイビー」(940円)。
ごろりとフルーツが載ったかき氷・しろくま。夏季限定です。
汗ばむ陽気の日に食べるひんやりスイーツは絶品です!

デザートのメニューも豊富で、「本日のケーキ」をはじめプリンやトライフルなど10種類以上があります。人気はオーブンでじっくりと焼き上げられたドイツ風パンケーキ「ダッチ・ベイビー」。サクサクふわふわの生地と甘酸っぱいフルーツの組み合わせがたまりません。

壁際を落ち着いたインテリアが彩ります。
店内を柔らかく照らすのは、一つひとつ表情が違うステンドグラス。
雑貨の販売コーナーには、手作りのアクセサリーがありました。
出入り口の横には、蜂蜜など食品も並んでいました。
手作りのクッキーやシフォンケーキも並んでいてどれも美味しそう。

レジ横にはアクセサリーや革小物などの雑貨・小物が販売されています。どれも手作りされた1点モノで、つい一つひとつじっくり眺めてしまいました。小物のほかにも、焼き菓子やドレッシングなども売られているので、ちょっとしたお土産にもぴったりです。

丁寧に管理されたお庭には四季を彩る植物が並んでいます。
セミも緑いっぱいの雰囲気に誘われて遊びに来たみたい。
エントランスに置かれた鉢では水草が育てられていました。
木陰のテラス席は暑い日も涼しい風が通り抜けます。

地元野菜をつかったランチプレートや、パンケーキなどの軽食&スイーツも充実しているアイムホーム。こぢんまりとした店内は、まるで友だちの家に遊びに来たような落ち着きがありました。四季折々で表情が変わるお庭を眺めに、何度も訪れたくなるお店です。

●アイムホーム
〒198-0062 東京都青梅市和田町2丁目258-1
TEL:0428-76-0885
営業時間:11:00〜18:00
定休日:水曜日

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