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軽快な操作性、扱いやすいエンジン
空冷式シングルエンジンの吸気機構は、もはや懐かしのキャブレター式。ただし始動性に難はなく、ハンドル右のセルスターターボタンを押せば一発で目覚めます。
スロットルレスポンスは穏やかですが、低中回転域のトルクはしっかりあって、もたついて不満を感じるなんてことはありません。200ccであることを考えれば充分すぎるほどに元気で、扱いやすいエンジンはトコトコとノンビリ走ってもいいし、高回転まで引っ張り上げてパワーを絞り出すのも面白いのでした。
シフトロッドの両端にピロボールが用いられるなどし、ギヤチェンジ時のシフトフィールも良好。スイッチ類も日本製バイクとほぼ同じ位置にあり、違和感を抱くことはありません。
ハンドリングにクセがなく、ピレリ製のバイアスタイヤがフットワークの軽さを後押ししています。4ピストン・ラジアルマウントキャリパーのフロントブレーキも自然な操作性、申し分のない制動力を発揮し、YSS製のリヤショックやスチール製角型スイングアームを含め足まわりもジャストフィットしています。