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日本専用仕様を2機種展開
3月25日から東京・ビッグサイトで開催される東京モーターサイクルショーでデビューし、紹介するモートロンのモデルは、下に紹介する2機種。いずれも日本専用仕様として出力などを作りこまれた専用品だ。
モータリストでは現時点で用意できる電動モーターサイクルを単なるコミューターではなく、日常を非日常に変える楽しさを持った、モーターサイクルのすばらしさを味わいつつ、未来へと足を踏み入れる商品として位置付けており、これに相当する商品と自信をもってリリースする。価格、スタイル、クオリティのどれ一つをとっても満足いただける仕上がりとなっている。
2021年4月にデビュー、オーストリア発祥の振興ブランド
【モートロン】はEICMAや過去のモーターサイクルショーで発表されたことがなく、実車の展示は同社自身のプレスイベント[MOTO REPUBLIC 2021](2021年9月)で一部のメディアに紹介されたにとどまっており、この東京モーターサイクルショーが事実上のワールドプレミアとなる。
今回出展予定しているブランド【MOTRON】(モートロン)のラインナップは、その中でも電動モデルに限定している。脱炭素社会への動きが加速し、モーターサイクルといえどもこの流れを無視できない今、ディストリビューターとして販売網に責任をもって将来に向けた商品を供給していく責務があると考えている。
展示予定モデル
Cubertino(キューベルティーノ)
伝統のスタリングを現代に再現。フルカバードボディは、当時をほうふつとさせるクラシックなもの。ドライブトレインをハブモータすることで、日常の使い勝手を向上させ、さらに美しいスタイリングに貢献。出力は控えめながら、毎日のライディングが楽しくなる仕様とした。
- 定格出力(連続):1.0kw(原付2種扱い)
- 60V26Ah DCブラシレス・ハブモーター搭載
- 車両重量(バッテリー抜き):68㎏(バッテリー込み78kg)
- 消費電力:37Wh/km
- 走行可能距離:56km(参考・定格走行時)
- 全長x全幅x全高:1895x680x1020mm
- タイヤサイズ:70/90-17(F)、80/90-17(R)
- ボディカラー:グラファイトグレー/グレイシャーホワイト
- 国内希望小売価格:396,000円(10%消費税込み)
VIZION(ビジョン)
小柄なボディにファンバイクの要素をふんだんに取り込んだ、遊べる電動マシン。定格出力は抑えながら瞬間的には大きなトルクを発揮させるモーターをユニットスイング式にレイアウト。後輪をベルト駆動とし、メインテナンスの手間も削減しながら、スポーツできる楽しさを大容量バッテリーで実現。
- 定格出力(連続):1.0kw(原付2種扱い)
- 取り外し可能なリチウムイオンバッテリー
- 72V26Ah
- DCブラシレス・センターモーター
- 車両重量(バッテリー抜き):84kg
- バッテリー重量:16kg
- 消費電力:35Wh/km
- 走行可能距離:79km(参考・定格走行時)
- 全長x全幅x全高:1760x810x1000mm
- タイヤサイズ:110/70-12(F)、120/70-12(R)
- ボディカラー:グレイシャーホワイト/ブラック
- 国内希望小売価格:440,000円(10%消費税込み)
これらの機種はすでに複数台の日本国内在庫を保有しており、かねてより募集している、モータリストが将来に向けてコミットするモータリストeディーラーを通じてショーと同時に販売を開始する。予約の受付は本日から開始し、在庫分から順次出荷していく予定。試乗車はモータリスト合同会社にて準備し、媒体等への提供や試乗会の開催への協力などを行っていく予定だ。