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雨にも強くて大荷物も積載OK!ルーフ付きのトリシティ155カスタム
ヤマハ トリシティ155 シューティングブレーク……価格は要問い合わせ
「ヤマハTRICITY(トリシティ)」専用のカスタムパーツブランド『コンフォーティ』を立ち上げたのは、ヤマハ専門の正規ディーラー「YSP横浜戸塚」、三輪スクーター・ホンダ・ジャイロのカスタムで有名な「HVファクトリー」、2輪&4輪用カスタムパーツを製作する「DUCA craftwork(デュカ・クラフトワーク)」の3社。
コンフォーティがプロデュースした写真の「ヤマハ トリシティ155 シューティングブレーク」は、ルーフ(屋根)と大型リヤボックスが一体となった、利便性とスタイルの良さを両立させたコンプリートマシン。自動車のクーペとステーションワゴンを融合したような、自然でオシャレな外観が特徴。レジャーからビジネスまで、幅広くこなせる1台に仕上がっている。
トリシティ155 をベースにした、トリシティ155 シューティングブレークの特徴は、
・雨や風から身体を守ってくれる、ワイパー付きの大型スクリーンと大型ルーフ(屋根)
・タンデムツーリングでのキャンプ等でも、十分な荷物が積載できる高い収納力
フルフェイスヘルメットが1個スッポリ入る、ノーマルのシート下収納スペースに加え、完全防水仕様のFRP製大型リヤボックスを装備したトリシティ155 シューティングブレークは、テントや調理器具等、かさばるキャンプ用品も余裕で収納OKだ。
トリシティ155 シューティングブレークは、ルーフや大型リヤボックスの取り付けに技術を要するため(=安全確保のため)、『コンフォーティ』によるコンプリート販売のみとなる。
写真のデモ車は、コンプリートイメージとしてカスタマイズされたもの。ベース車両の状態、取り付けるパーツ、オールペイント内容によってコンプリート価格は異なる。詳しくは下記に要問い合わせ。
三輪ならではの安定感と、優れた防風性・防雨性を確保!
ヤマハ トリシティ155は、前2輪・後1輪の独特な形状。サスペンションと車体を傾けるリンク機構を独立し、リーン(傾斜)して旋回することができるリーニング・マルチ・ホイール(LMW)を採用しているため、普通のスクーターのように扱うことができるのがポイントだ。
トリシティ155 をベースにした、ルーフ(屋根)付きのトリシティ155 シューティングブレークにまたがってみると、ヘルメットを被っていても窮屈さは感じない。シューティングブレーク(デモ車)の重量は、純正比でプラス13~14kgくらい。ノーマルに比べて重量が増え、加えて重心が高いため、押し歩きなどの取り回しはやや重さを感じる。しかしこれも慣れてしまえば、苦にならないと感じる。
走行中は、ワイド化された大型のスクリーン、またレッグシールドが、防風性を大幅にアップ。試乗時は寒さの残る3月末の夕方だったが、スクリーンも極めてクリアで、身体全体の保温性も抜群。試乗時は時折、雨もパラついていたが、ワイパーの動きもスムーズで、スクリーンの視界も良好。季節や天候を問わずに活躍してくれる、便利で快適な要素がふんだんに詰まっているイメージだ。
荷物もたくさん積め、タンデム走行も可能。妻子持ちの筆者としては、大型リヤボックスにキャンプ用品を積み込み、ほんの一時家族を離れ、休日にのんびりとソロキャンプを楽しんでみたい。維持費の安い軽二輪のトリシティ155 シューティングブレークならば、奥様の理解が得られるかも? そう思わせる1台だった。