【ホンダ・ダンク試乗】50ccなのにキビキビ走るから、ちょっとビックリした!

ホンダ原付スクーター3兄弟の中でもとくにヤングに訴求したスタイリッシュなデザインのダンク。しかし、ルックスだけでなくその機能性にも注目箇所が多々あることが試乗から見えてきた!

MAINREPORT●川越 憲(KAWAGOE Ken)
PHOTO&EDIT●佐藤恭央(SATO Yasuo)

※2019年08月05日に掲載した記事を再編集したものです。
価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

ディテール解説

ホンダ・ダンク50
バーハンドルと中央のコンパクトなコンビメーターの組み合わせたコクピットは非常にシンプル。外装やバイザーなどもそぎ落としたカスタマイズチックなデザインだ。
ホンダ・ダンク50
アナログ式のスピードメーターをメインに、デジタルメーターを組み合わせたコンビ仕様。通勤や通学の際の使い勝手を考慮してデジタル時計を装備。
ホンダ・ダンク50
背負ったバッグが載せられるよう、前後に自由度が高いロングシート。クッション性にも優れ、先端部はサイドを大胆にカットして足着き性にも配慮。
ホンダ・ダンク50
センタースタンドを掛ける際に便利なグリップが左右に設けられている。シート下に重い荷物を積んだ時などに力が入れやすいため重宝する。
ホンダ・ダンク50

フロントには、左側に蓋付きのグローブボックスと、右側に500mℓのペットボトルが収納できるインナーラックを装備。左側にはスマホの充電などに便利な12Vソケットも。

ホンダ・ダンク50
ホンダ・ダンク50
ホンダ・ダンク50

フルフェイスヘルメットがすっぽり収まるトランク。ボディはコンパクトだが、このシート下スペース(約23ℓ)とフロントの収納を合わせると、50ccクラスではトップ級の積載量を誇る。

ホンダ・ダンク50
ホンダ・ダンク50

フロア部分は、足を斜めに置くことができるフットレストを確保し、兄弟車のジョルノとタクトより自由度が高い。また、給油口はフロア底面に備えられている。

ホンダ・ダンク50
フロントフォークは上位モデルで採用されている油圧式で、剛性感があり、しっかりとした減衰力も発揮。ホイールは10インチのアルミキャスト仕様。
ホンダ・ダンク50
フロントにはコントローラブルなディスクブレーキを装備。リヤはオーソドックスなとセラム式だが、ホンダ独自の前後連動ブレーキを採用。
ホンダ・ダンク50
シャッター付きの集中キーシステム。シートや給油口の開閉も手元で行える。
ホンダ・ダンク50
テール部はLEDランプと、テールカウル一体式のフラットなデザインの組み合わせで、先進的なイメージを増幅させている。

主要諸元

車名・型式:ホンダ・2BH-AF78
全長(mm):1,675
全幅(mm):700
全高(mm):1,040
軸距(mm):1,180
最低地上高(mm):110
シート高(mm):730
車両重量(kg):81
乗車定員(人):1
燃料消費率*1(km/L):
 国土交通省届出値定地燃費値 (km/h)…75.3(30)〈1名乗車時〉
 WMTCモード値(クラス)…58.4(クラス 1)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m):1.8
エンジン型式:AF74E
エンジン種類:水冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(㎤):49
圧縮比:12.0
最高出力(kW[PS]/rpm):3.3[4.5]/8,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):4.1[0.42]/6,000
燃料供給装置形式:電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式:セルフ式
点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量(L):4.5
変速機形式:無段変速式(Vマチック)
タイヤ:
 前…90/90-10 50J
 後…90/90-10 50J

■製造事業者/本田技研工業株式会社

ライダープロフィール

【川越 憲】
 二輪カルチャーにどっぷり浸かった華の50代(1967年生まれ)! 愛車はBMW R1150GS・BUELL XB9SX・TZR250(1KT)。今回、久しぶりに乗った50ccスクーターで都内を走り回り、二段階右折に悪戦苦闘!
バイクジャンルを中心に活動するフリーライター・編集で、有限会社遊文社・代表取締役も務める。BiGMACHINE(内外出版社)や培倶人(エイ出版社)など雑誌、WEB問わず様々なメディアで活躍中!

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著者プロフィール

川越 憲 近影

川越 憲

1967年生まれ。有限会社遊文社・代表取締役にしてバイク誌を中心に活動するフリーライター・編集者。現在…