【見た目以外も魅力アリ】Z900RSに続き、「W」もCAFE! W800カフェに乗った。

大人気のレトロスポーツ「Z900RS」には、カフェレーサースタイルのバリエーションモデル「Z900RS CAFE」があります。ビキニカウルやローポジションハンドル、専用シートを装備しますが、新型W800にも同じように「W800 CAFE」がラインナップされました。その乗り味、気になって仕方がありません。じっくり乗り込んできました!!

REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) PHOTO●カワサキモータースジャパン、川崎重工業

※2019年06月16日に掲載した記事を再編集したものです。
価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

アグレシッブなスポーツライディングが堪能できる

カワサキ・ W800カフェ

そのライドフィールは「W800STREET」とはまた違うものでした。アップハンドルで操るストリートは、大らかでゆったりとした「Wらしい」「昔ながら」と言っていい乗り味ですが、カフェはよりスポーティでカラダを積極的に動かしてライディングするレーサー的な側面も持ち合わせています。

カワサキ・ W800カフェ

 クラブマンスタイルのM字形状のハンドルバーが前傾気味のライディングポジションを生み出し、フロントへの荷重がより増加。もちろん前輪に対するウェイトの掛け方は前後17インチほどではありませんが、現代のスポーツバイクを操るような感覚も味わえてしまうのでした。

カワサキ・ W800カフェ

 フロント19インチを前後18インチにし、メインフレームやスイングアームも剛性を上げて刷新したニューシャーシ。それに合わせるようにフロントフォークのインナーチューブ径も39→41mmとし、スプリングもハード気味に。キャスター角を1度立てた26度にし、トレール量は108→94mmになっています。

カワサキ・ W800カフェ

 新型W800はリム幅も太くなって、安定感が増しただけでなく、コーナーアプローチでの軽快感も強まりましたが、向上した運動性能を余すことなく「W800カフェ」は堪能できるのでした。

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著者プロフィール

青木タカオ 近影

青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返…